大月書店通信*第122号(2019/3/28)
「大月書店通信」第122号をお届けいたします。
「女性活躍」がうたわれ、「女性差別は過去のもの」という雰囲気さえあるなかで発覚した東京医科大学の不正入試事件は、さすがに驚きでした。
これほど露骨な女性差別に対しては、大きな批判が巻き起こりましたが、「女子力」がもてはやされたり、性差別的CMが流されては炎上する事態を見ると、日本社会に深く根づく問題を、あらためて考えさせられます。そして、それが乗り越えられない歯がゆさも感じます。
3月の新刊『日本のポストフェミニズム――「