【大月書店通信】第163号(2022/8/31)
パキスタンで、国土の3分の1が冠水したといわれる深刻な豪雨・洪水災害が起きています。地球温暖化にともなう異常気象や災害の増加が、多くの人々の生命に関わる問題であることを、私たちの誰もが直視しなければならない時代になりました。
ローマ・クラブの有名なレポート『成長の限界』が出されてから、今年でちょうど50年。気候危機が深刻化するなかで、「地球の限界」や「資本主義の限界」が論じられています。
しかし、8月新刊『LIMITS――脱成長から生まれる自由』の著者ヨルゴス・カリスさん