日記_#20_ライブ放送でお届けします
1.今日のごはん
●朝:食べてない
11時に起きた。
●昼:餃子、しゅうまい
恋人が買ってきていた。しゅうまいはグリンピースが乗っているやつ。それが2かける3の6つ並んでいるから、小学2年生が体育の授業で緑色の帽子をかぶってグラウンドに整列している時みたいでかわいい。餃子もにらがモリモリに入っていておいしかった。薬味が好き(前も同じようなことを書いた気がする)。
●夜:餃子、しゅうまい、白米、ねぎときのこの生姜スープ
昼食べたものに加えて、恋人が炊いといてくれた白米と、冷蔵庫の中身一掃スープを合わせた。冷蔵庫の残り物って個性が出るよな。うちは生姜が残りがち。
2.今日の日記:ライブ放送でお届けします
塩釜に行ってきた。道中でチマチマnoteをメモ代わりに書いていたので、それをお送りします。
・午前休を取っていた恋人に、「お昼はどこか外に出てきたら。塩釜の図書館とか」と言われた。確かにこのままだとこの夏頑張ったこと:Twitterになってしまう。スクリーンタイムが怖くて見られない。でも体感としては1日の起きている時間の5分の4はTwitterを開いている。戒めにと思って恐る恐る開いてみたら、そもそもスクリーンタイムを計測する設定になってなくて命拾いした。
・でも恋人が仕事に出て行ったあと2時間くらい布団に寝転んだままTwitterをしていた。慣性の法則みたいな人間。転がったら一生転がっている。あざらし。
・15時くらいになってようやく外に出るかと起き上がる。流しに溜まっていた洗い物を片付けて米を水につけてから日焼け止めを塗る。日焼け止め、あまり好きじゃない。どんなにサラサラ!なことをうたっているものでもベタベタするし、肌を掻いたら爪の間に溜まるのがめっちゃ嫌。でも塗った方がいいことは百も承知なので、出なきゃいけない時はUVカットパーカーを着てしのぐ。GUのを着ています。
・ついでに日傘をさすのも嫌い。というか傘が嫌い。動線を阻害されるものがことごとく嫌だ。だから雨の日は5割増でカリカリする。でも傘というものの造形は好き。おしゃれだ。布張りで、把手が木製や竹製だとなおよい。ささないのに欲しくなる。
・雨に濡れるのはそこまで嫌いではない。浪人期の9月ごろに爆病みしていて、カウンセラーにかかっても悪化する一方だったのだけど、ある日雨が降ってる中最寄りの駅からその時暮らしていた寮までダッシュすると一発で回復した。雨、手頃な非日常(私が雨の極端に少ない地域で育ったからかもしれない)。
・UV加工のされた帽子をかぶって外に出る。顎の下で細いリボンを結ぶデザインになっていて、シンプルだけどかわいくて好き。カーキのTシャツ、黒のスカートに帽子、サンダルで出た。途中にコンビニでスタバのボトルコーヒーを買ったら、色合いがきれいに揃ってちょっとごきげん。
・あおば通駅、名前からして完全に私鉄の駅感があるのにJRなんだな。完全に先入観で動いて地下鉄の駅方面に向かっていた。通りで迷ったわけだ。
・もしかして電車、45分間隔!?(元山手線ユーザー)帰りどうしよう。
・電車が地下から地上に上がる瞬間が好き。いつも岡野大嗣さんの短歌を思い出す。
・街中から少し離れた住宅街の風景は、外から見る分には東京でも香川でも宮城でも大して変わらないなと思う。
・この電車、駅名のデジタル表示がないから容易に乗り過ごすな。文章書いてる場合じゃないかもしれん。今どこ? さすがにイヤホンを外した。匿名ラジオはいつでも聴ける。
・デカい山が好き。デカい海も(ちょっとびびるけど)好き。デカい田んぼとクソまっすぐな農道も好き。家族には「あなたは都会より田舎で暮らす方が向いてるんじゃないか」と散々言われる。私も実際そう思わんでもないけど、今まで学歴・競争社会で生き延びていけるように育ってきたから、そこから外れた生き方を退屈に思う。まあドロップアウト(負けではない。決してね)して休職してるんだけども。どっかで常に競争したがっている。勝ちてえ……とかすぐに言うし。
・川。目の前にはROUND1で獲ったらしきデカ・ぬいぐるみを持った男子高校?生が4人いる。夏休み。成長って多分やりたいこととやりたくないけどやんなきゃいけないことの折り合いをつけることでなされるんだろうなと常々思う。そしてすくすく育つには、やんなきゃいけないことをいかに楽しめるかが大事でもあるんだろうなと思う。今の私、いろいろなものを楽しむ力が弱くなっている。でもそれに気づけただけで100点。
・車掌さんの独特の発声&聞いたことない地名でマジで今いる場所がわからん。
・めちゃめちゃいた乗客、今全然いない。
・なまどらやきの看板、かわいいな。「どらやき」ってだけでかわいいのに、「なま」だし、おまけに全部ひらがな。モチモチなのかな。
・本塩釜についた。
・海が近い。長い歩道橋で若い女の子2人がきゃあきゃあ自撮りをしていた。旅行なのか現地民なのかはわからないけど、楽しそうでかわいい。高校生の時は自撮りをする子たちを親の敵のように嫌っていたけれど、今はほほえましく見られる。自分が写真で容姿をあれこれ評価されたりすることから脱したからかも。本当は脱してないのかもしれないけど、少なくとも学校にいた時に感じていたあの妙な品評会みは感じなくなった。人生って時が経つにつれて、生まれながらに持つ目に見えるものより、自分の力で着実に得た目に見えないもので評価されるようになるよな。でもその2つってある程度の正の相関がある気がする。私が努力してないだけかもだけど。後者を獲得するために努力する覚悟をいい加減決めたい。
・図書館に向かっていたはずがいつの間にか通り過ぎていた。そのまま塩竈神社に向かう。あ、暑い。暑すぎる。東北でこれってふつうなのか? 東京に行ったら死かもしれん。
・塩竈神社についた。
階段が急勾配で圧倒される。一段上ってみたのでもう一段上り、一番上まで行ってみるかと思い立つ。4割くらい上ったところで、これ、一番上まで行くには階段を全部登らなければならなくて、帰りも同じ段数分降りなきゃいけないってことか……!? ということに気がつく。いつも“今”を生きているので、こういった未来のことをまったく考えずに興味だけで飛びついてしまう。
・同人の原稿もそうだな。アンソロ!? やるやる!! 楽しそう!! 自分の文章を本に載っけてもらえるんでしょ!? と思って快諾しても、書き始めて少し経ってから、載っけてもらうには私が全部書かなきゃいけないってことか……!? と気がつく。いつも未来の自分の首を絞めながら生きている。でも、やらなきゃよかった……と思ったことは今までで一度もない。後悔のない人生を生きていることが自慢。
・お参りした後引いたおみくじは中吉だった。病気の項目には「重い」と書いてあった。そうか……。
・行きも帰りもひぐらしの声がたくさん聞こえた。Jホラーの雰囲気。私は不安定さを表す描写で「半音ずれたような弦の音が耳の奥で鳴った」みたいなことを書きがちなんだけど、ひぐらしの声のことだな。日本では夏がホラーのメインシーズン(?)となっている。それは多分お盆やそれに伴う帰省で、日常と非日常・別世界への境目が薄くなり、互いの移動や逸脱が容易になることで生まれるんだと(私は)思っている。海外はどうなんだろう。夏で浮かれた奴らがあかんことをして……みたいな流れなんだろうか。でもあまり季節で雰囲気を生み出す海外ホラーを観たことがない気がする。『ミッドサマー』くらい?
・ところどころでかわいいものを見つける。
・やっとこさ図書館に着いた。着いてみたら駅から全然離れてないところにあって、改めて迷っていたことを知る。まあでもおかげで予定になかった神社に行けたのでオッケーです。涼しい。今18時ちょっと前。帰ったら19時はまわるな。家から離れたところに来ても最後にはやっぱり家や生活のことを考えなきゃいけないんだなー。大人になりましたね。
・30分ほどぼんやりし、帰ることにする。そう決めた途端帰るのがめんどうになる。まだ見たいところがあるような気がする。ふ頭で夕日見てぼんやりしたいし。
でもこれを書いてる時にヒトの言葉みたいな音でおながが鳴ったので、やっぱり帰ることにします。
・お手洗いで顔を見るとすごく赤くなっていた。焼けている!! 確かに日差しがかなり強かった。間違いなくこの1年で一番陽の光を浴びた日だった。普段は冷暗所でもにょもにょしているから……。
改札を通って時刻表を見たところで、電車が山手線間隔では来ないことを思い出す。でもホームに上ったと同時に電車が現れたので、めちゃラッキー。シームレスに帰る。
・旅行(今回のはだいぶ小規模だけど)って、日常から自分を安全な形で切り離して普段とは異なる環境に身を置き、そうした時にもなお残る自分の内側の核はなんなのかを探す行為の側面があると思う。そしてそれは本や漫画、映画とかの物語でも可能なことだけど、旅行や遠出は自分の体を通して(換言すれば想像力=能動的な働きかけをあまり必要とせずに)生の体験や感情・考えを得られる。だから「自分探し」の手段のひとつとして一人旅がいまだに根強く残ってるんだろうな。
・電車、行きより揺れが激しい。程よく疲れてるもんだから眠くなる。そして行きよりも電車の中で考えてることの量が少ない。大学生の時から、思い悩んだら2、3時間歩き回って頭をスッキリさせていたのだけど、この理屈って多分体力を使うことで余計なことを考える余裕をなくすところに肝があるんだろうな。
・楽しかった。運動しない割に歩くのは好きだから、また電車で遠出して知らない土地を知らないなりに歩きたい。
・帰ってから恋人に「図書館どうだった?」と聞かれたので、地域の行政全部詰まってるみたいな建物にある図書館であってる? と聞き返したら、「ごめん……多分違う……」と言われた。違うんかい! 塩釜は塩釜でも、塩釜「方面」の図書館で、実在地は多賀城付近(電車で数駅違い)らしい。どうやらTSUTAYAにスタバにレストランにとあらゆる娯楽を詰め込んだ場所らしく、今度行こうねという話になった。
3.明日の占い
ラッキーカラー:キウイの緑
ラッキーアイテム:本屋でもらえるブックカバー
一言:銀色のネイルカラーを塗ると、「わー! 人型ロボットの肌色塗料が剥げて内側のメカニカルな部分が見えちゃってるよー!」という気持ちになれるので、おすすめです。
また明日!