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大塚庭園の広報になった話

こんにちは。入社して一週間ほど、ほやほやの「ほ」の字あたりが消えかかってきた谷です。
今日は自己紹介も兼ねて、造園未経験者の私がなぜ大塚庭園の広報になったのか、ということをぼちぼち話していきたいと思います。
ちなみに冒頭に設定している画像は、弊社のインスタで見られます。
良ければどうぞ。

そして、「お前の入社経緯などどうでもいいわ!会社の話をしろ!」
という方は、こちらの記事をご覧ください。
谷から見た社員さんたちの姿を書いています。


私の話


神奈川の、豊かな自然の中で育った。
というと聞こえはいいが、要は田舎育ちだ。

「神奈川は都会じゃん」と思った人。実はそうでもない。

東京にも山奥の地域があるように、神奈川も山に囲まれた地域がある。

熊に注意!」の看板のすぐ下に熊の足跡がある、そういう地域だ。

バスは1時間に1、2本。電車は通っていないから、駅に出るにはその数少ない本数のバスに1時間程度揺られなければならない。
遊ぶのはもっぱら近所の公園や、山の中。遊び方も、その辺に生えている野イチゴを食べたり、草をかき分けて秘密基地を作ったり。自然を思う存分味わい尽くして育った。

そんな私だが、実は造園業には全く関わったことがない。
新卒で入社した会社は造園業とは無縁の都会の会社だったし、会社の周りの木を剪定しているような人たちかな?くらいの認識だった。
自然は身近だったけど、大人になってからは景色の一部くらいとしか認識していなかった。

大塚庭園を知ったのは、緑とは程遠い満員電車の中だった。

不慣れな都会の喧騒に押しつぶされそうになりながら、物理的にも押しつぶされている。気を紛らわそうとふと見た求人サイト。
「造園業の広報担当募集」の字。

…造園業の広報って、何??
何を広報するんだ。お客さんを獲得したいのか。
でも庭の手入れを業者に頼む人なんて、そうそういなくないか。
そもそも、SNSを見て申し込む層は造園業の顧客層ではないのでは?
知らないうちに、頭の中が「造園業の広報とは」という思考でいっぱいになった。


応募した、面接した

気づいたら応募していた。
理由は単純、面白そうだから。

自然と向き合って働く人たち。
都会のアスファルトの中、貼りつけたように生えた木々。
これを生み出す人たち。
そんな人たちの魅力を発信する仕事。
…楽しそうすぎる。

そして何よりも、求人に記載されていた「造園って、こんなにもクリエイティブ。」という言葉に惹かれた。
自然の中で生きてきた私は、「自然とは人間の手ではどうにもならないもの」という認識があった。
しかし、造園業は違う。自然と対峙し、手を入れ、ある意味人間向きに自然を美しくすることができる。
庭造りだけでなく、伐採や剪定など、すべての作業が自然を相手に人間が美しいと思う形を目指す。
これをクリエイティブと呼ばずなんと呼ぶか。
そのクリエイティブさを実現する過程を学びながら、自ら学んだことを発信していきたい。そう思った。

実は前職で、企業や店舗のSNS運営フォローを経験していた。動画も作ってたし、イラストもアナログだがそこそこ描いている。きっと役に立てるだろう。
そんな期待を抱いて応募した。その時の文章力は自分でも驚くほどだった。
本当にその仕事がやってみたい、絶対役に立つから!
そういう思いを書けるだけ、用いられるだけの表現を駆使して書いた。
多分もう同じ文章は書けないだろう。

応募したその日の夕方、社長からメールで連絡がきた。
早速一度会ってみたいという。

そうしてなんだかんだで面接を乗り越え、入社することに。
とんとん拍子だ。自分でもびっくりした。さすがに。

面接のときの詳細は、冒頭に貼った社員紹介記事で書いてます。よかったら。


入社の日

こうして6/1付けで大塚庭園に入社することになった。
メインの仕事はSNSの更新。
造園赤ちゃん(造園について何も知らない、赤子のような存在。谷の造語)の谷にとっては、全てが疑問で全てが新鮮。職人さんに教えてもらったり、社長に習ったり、営業さんに同行したり。
本当によちよち歩きの赤子のような感じで、手探りで撮影や投稿をしている。道具から心意気まで、丁寧に教えてくださる先輩社員の皆さんのおかげで、こうして広報の仕事ができている。日々勉強と感謝の気持ちが絶えない。
伝える手段についても考えながらしている。このnoteも手探りで、どんなものを書いて伝えるか、どんな形式・文体で伝えるかを日々模索しながら執筆している。

だからこそ、すべてが面白くて楽しい。

この造園業に触れてから日々感じている面白い・楽しいという感情を伝えるべく、へたくそなりに漫画を描いたり、不慣れなデジタルにも挑戦しながら、Instagramにアップしたり、動画の編集をしたりしている。
こういう仕事があるってこと、自然の中で生活してきたからこそ、いろんな手段で伝えていきたい。そういう気持ちで広報をやっている。


noteという手段を選んだきっかけ

私は元々文章を書くのが好きだった。
そして、造園業に飛び込んでいく中で見てきたことや感じたことをありのまま書くことで、造園という仕事や大塚庭園の魅力を発信することができるかもしれない、と考えた。
InstagramやTwitterなどのSNSの更新は、不特定多数の人が見るので拡散などはされやすいかもしれない。
ただ、タイムパフォーマンスを重視するあまり、サクッと流されてしまうことも事実で。

そんなとき、好きなライターさんや作家さんがnoteに日記を書いていることを思い出した。
日記のように、触れやすい文章で書いていけば読んだ人も楽しく弊社のことを知ってくれるのではないか。
現場のこととか、会社のことは画像やつぶやきだけでは表現しきれない。せっかくなら記事にして、楽しんで読んでもらいたい。

こうして私の独断でゆるゆると始めたnoteだが、スキをくれる方もいて、毎日嬉しい気持ちで記事を執筆している。
もちろん写真やつぶやきなどで広報をしていくスタイルも変えることはない。ただ文章を読むのが好きな人に届いていたらいいな、という気持ちでnoteを書き続けている。

嘘だ。嘘吐いた。書くのもめっちゃ楽しい。
楽しいから書いている側面もある


そしてこれを読むことで造園という業種を、大塚庭園という会社を、知ってくれる人が増えたらいいな、と思う。
書く人も楽しんで書いているnoteを、楽しんで読んでくださっていることを願う。

これからもよろしくお願いします。

弊社のゆるゆるTwitter
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株式会社大塚庭園(@otsukateien) • Instagram写真と動画


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