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室外木

8月18日、伊勢原市内の伐木と低木刈込の現場に行った。

今日は久々に社長が現場に出ているという。
社長は多忙な人で、普段は打合せなどで駆けずり回っている。
なので、私が社長の職人としての仕事姿を見るのは入社後初だ。
結構楽しみだね。

実は長らく体調を崩して休んでいた(別記事にしようと思っています)のと、お盆休みを挟んだので久々の運転だった。
久々の運転で伊勢原まで…その道のりは私の苦手なくねくねカーブが多かったので、戦々恐々とした。
運転しながら「安全運転……安全運転……」とブツブツ唱えていた。
無事現場に着いたので良かったです。

この日は社長と職人のTさんの二人が作業を担当した

ヨタヨタのノロノロ運転で現場に着くと、低木の刈り込みは粗方終わっていて、伐木の為に枝葉を剪定しているところだった。
社長がチェーンソーでばりばり枝を落としていた。

大迫力

にしても、もっさもさだ。
幹もしっかり太いし、相当たくましく育った木なのだろう。
次から次へと枝葉が落とされ、ちょっとした丘みたいになっていた。

ところで、この木室外機に近すぎる。
人ひとりがちょっと頑張って通るくらいの幅だ。
伐木だから切り倒すはずなのだが、大丈夫なのだろうか。

少し休憩を挟んでから、いよいよ伐木である。
高さを縮めてから切り倒すのがセオリーだが、いかんせん室外機に近すぎるのでどうするのか。


紐だーーー!
紐で括ってユニックで吊り上げるようだ。
確かに吊り上げれば
しかし、それにしても室外機に近いので、揺れたりするとぶつかるかもしれない。ここは腕の見せ所だがどうなるか…。


なんてドキドキしながら見守っていると、
すっごい微調整している。
縛り方から吊り上げる角度まで社長が細かく細かく指示を出し、切るのも慎重。
ユニックのクレーンの長さや位置まで細かく調整している。
これはすごい。


綺麗に木が空を飛んだ。
これが職人の技である。
何故か私がちょっとどや顔しそうになった。写真撮ってるだけなのに。

伐木とは木を切るだけでなく、その周辺の環境にも配慮したうえで作業を進める、というのは当然のこと。
しかし、改めてこういった細かい調整や職人さんたちの技を見ると、ここまで考えられているのか…と感じ入るものがあった。

皆さんも、もし道すがら伐木の現場や痕跡を見つけたら、作業をした人たちのことをちょっとだけ思い浮かべてみてくださいね。
ちょっとでいいので。

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