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造園業の広報とSNS

造園業に広報って必要なの?
造園業の広報って何してるの?
という純粋な疑問をお持ちの皆さん、こんにちは。造園業の広報です。

わかる、その疑問。前例があまりないし、いまだに広報本人も手法については探り探りだから。
でもこれだけは言える。造園業に広報という役職作るのは割とありだぜ、と。

建設業において、法人のお客様から注文をもらうときに最も多いのが、「○○(他の企業)から聞いて」だ。つまり、口コミが重要になる。
伐採などの仕事を頼む時、「そういえば○○はナントカっていうところにお願いしたらしい」とか、「ナントカってとこ、あそこの伐採したらしいよ」とか、そういう風に話が広まりやすい。建設業はコミュニティ内におけるネットワークを充実させることが仕事に繋がりやすいのだ。
コミュニティを充実させるのに、SNSでの広報はとても有用だ。施工している現場のことなどを載せることで、どんな作業ができるか伝わりやすいし、同業との繋がりも作りやすい。DMなどで気軽にコンタクトを取りやすいので、協力会社の募集なども行いやすいのだ。

じゃあSNSをやろう!と動き出していくと、この運営がそこそこ簡単ではないことに気付く。人の目に留まる投稿を模索する必要があるし、かといって過激な投稿を行って炎上しては会社の存続すら危うくなるので、ネットリテラシーにも配慮しなければならない。
現在、建設業において広報という役職は、職人さんが兼任していることが多い印象がある。現場の作業の解説ができるし、現場写真を撮りやすいからだ。
でも職人さんというのは非常に忙しい。現場で作業をするというのは体力も使うし、段取りなどを考え効率を上げる必要があるから頭も使う。
それに加えて広報も行うとなると、めちゃめちゃ大変だ。
語彙力がなくてうまく伝わらないが、めちゃめちゃ大変なのだ。
SNSのインプレッション数なんて確認する暇もないだろう。フォローの整理などに時間を割くことなんてできないし、リテラシーに配慮しきらないこともあるかもしれない。何なら投稿する時の文章を考えるのも疲れると思う。

インターネットが発達した昨今において、SNSの運営というのはまだ見ぬ繋がりを作るうえで重要な役割を担っている。
入社するときに社長が「価値観をアップデートしていきたい。その中で、SNSに力を入れて繋がりを作ることが重要になる」と言っていた。全くその通りであると思う。だからこそ、きちんと向き合うことのできる広報という役職が必要なのではないかと私は考えている。

そして冒頭の疑問への回答となるが、広報はこのSNSの更新をメインに業務を行っている。
現場に赴き現場の写真だけでなく、動画やイラストなども作成し、より印象に残るように意識している。
とにかく「大塚庭園」という存在を見た人の頭の隅に残すことをモットーとし、他の会社とは一線を画す、インパクトのある投稿を心がけている。
そのうちのひとつが漫画の投稿だ。

行った現場での出来事や気づきなどを、ちまちまと描いている。いわゆるエッセイ漫画だと思う(定義がわからないが…)。
スランプになったり、筆が思うようにのらない日もあるので、現在は不定期の更新にはなるがコツコツ描いては上げている。
有難いことに、最近この漫画を楽しみにしているという方がちらほらいて、嬉しくなっている。すごく嬉しい。まじで有難う。

漫画という形式にしたのは、写真よりイラストの方が印象に残りやすいと考えたからだ。
写真だけだとついスルーしがちだが、漫画になるとタイムラインに出てきた時、ついつい見てしまうという人はそれなりにいると思う。
漫画自体を面白いと思ってもらえるかはさておき、「造園業を漫画でPR」という方式をとっているところは少ないので、インパクトはあると思う。

そしてもう一つがこのnoteだ。現場のレポートを詳細に上げるために始めたが、せっかくなら読みやすくて面白い方がいいだろう、と思い、ゆるい文体とのメリハリを意識して文章を書いている。
その甲斐あってか、最近楽しんで読んでますというお言葉をいただくことが多い。有難い。すごく嬉しい。まじで有難う。(2回目)

noteの助かるところは、こうして文章にメリハリをつけやすいところだ。
埋め込みでほかの記事を貼れたり、文字を太字にしたり。これが手軽に操作しやすいので文章がはかどる。
広報が現場で持った新鮮な感想を綴る際、他のSNSだとどうしても長文で読みづらくなったり、メリハリをつけた表現が伝わりづらいことがある。
記事という形で体裁を整えて記述すると、割と読みやすくなるのが良いところだ。
その一方で、noteの難しいところは、Twitter以外のSNSで宣伝しづらいところだ。せっかく結構な人に褒めてもらえているし、社長にも「もっとnote宣伝しようよ!」と言っていただけたのでいろんな人に読んでもらいたいが、どのように宣伝すれば興味を持ってもらえるかがまだ手探りだ。もしいい方法知ってたら是非教えてください。お願いします。

話は逸れたが、まとめると
・造園業のつながりを増やすならSNSという手段も手軽でいいかもよ
・職人さんが兼任するとなると大変だから、広報がいるといいかもよ
・大塚庭園の場合はインパクトを大事にしてるよ

といった感じだ。

広報の仕方はあくまで弊社の方針だし、これが絶対にいい!という確証はないが、少なからずフォロワーは伸びているし、同業者のとの繋がりも増えた。
もし広報に力を入れたいという同業者の方の参考になれば嬉しい。

そしてよかったら大塚庭園と繋がってくれたらなお嬉しい。
それでは。

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