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「順」

小さな喜びが続いて。誰かに話すほどのことでもないくらい小さなこと。例えばショートケーキの粉のようなスポンジを抱えて歩いているアリンコを想像して喜びを分かち合ったりして満足いたします。

新春。4日よりゴミの回収が通常通りに始まりました。年末年始のプラスチック系のゴミが4日。続いて5日は可燃ゴミ。6日は瓶、缶そして段ボール。カレンダーの曜日と回収日がうまい具合にマッチングして年明け早々に部屋のゴミを順序よく回収してくれました。

今年は6日午後から事始めで人を迎えます。それまでに自力では片付かないゴミを回収してもらい。望んだ状況でものごとが始められることに幸先の良さを感じます。雑誌の表紙に今日6日は2023最強の開運日と書いてあるのを目にしたのも偶然のような必然だと思ったりして。

月1で写経の会に参加した帰り道。お寺からお駅までに飲食店はありませんが。こじんまりとセンスのよいお花が数種類並ぶお花屋さんがあります。その日もレトロな色合いのユリを見つけてしまい手に取ると。店番気取りのミニチュアダックスが私にすり寄ります。此処の店員さんどこかはにかみ屋さんですが。その分、このミニチュアダックスが頑張ります。

帰りの電車のなかレトロなユリを1本持っているのは贅沢な気分でした。花びらが開くのに順番はあるのかしら。時々、順番を間違えたりしたらやっぱり突然変異とか言われるんでしょうね。

ちょっとヨーロッパの雰囲気がありますよね?

贅沢な気分で帰宅して。ユリのある風景を是非とも楽しまなければと。包装紙のテープを剥がすと。ユリとは別にお花が1本ニコッと微笑んでいます。はにかみ屋さんに「この子も可愛らしいね」と言った。この子がニコッと私を見ています。


名前を知らないのでフリルちゃんとお呼びしています。

ひとつの花が開くこと。それは開花を待つ蕾への約束が叶う時。ひとつは次のひとつの為の命の役割を知りながら開花する。

はにかみ屋さんのさり気なくも的を得た優しさを。たっぷりと味わいつくしたら。次に優しさを繋いで行かなきゃね。日日の暮らしのなかの普通にあることで。自分でも気づかないような普通のことが。見知らぬ誰かの優しさになっていたら。生まれてきてよかったな。なんて思っちゃうな。



やさしさで一息ホッ

追記
よしま2号さんの画像を使用しました。
日本画のようでいて西洋の匂いもほのかに。
好きな雰囲気なんです。


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