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流行のバンドに聴く時代と人々 第一回【90年代後半】 前編 Vの旋風

こんにちは。今回は、少々趣向を変えようということで流行のバンドに見る時代と人々というテーマで記事を書いていきます!
回によって時代が前後すると思いますが、今回は、90年代後半についてです。

さて、この記事を読んでくださる方々の年代が、よくわからないので、なんとも言えないのですが。もしかしたら、自分たちの時代だという人かもしれませんね。もちろん、世代や住んでいた地域によって多少の違いがあるということはご理解くださいね🙇


90年代は空前のバンドブーム

90年代後半は80年代に始まったバンドブームが続いている時期であり、多くのビッグバンドが生まれています。全てを上げることはできないかもしれませんが、以下で紹介しながら当時の流行を追っていきたいと思います。例の一部として、Mr.Children GLAY L'arc~en~Ciel等の今でも広く知られているバンドが挙げられます。
またこの時期は音楽業界もノリに乗っていた時期であり、ミリオンセラーという今ではあまり聞かなくなってしまった言葉もよく使われておりほどCDが飛ぶように売れていた時代です。CDの黄金期と言えるでしょう。

この時期の流行のバンドの特徴を挙げながら、当時について書いていこうと思います。主観的な判断ですが、B'zは今回は2000年代前半で分類してしもうと思います。

90年代後半はV系バンドの最盛期

一世を風靡していたX JAPANが解散したのが90年代後半です(正確には1997年に解散しました)。X JAPANによって生み出されたVisual系ですが、彼らが解散した後にも、GLAYやL’arc~en~Ciel、LUNA SEA等が引き継いでいくことになります。ここで補足しておきますが今のV系と呼ばれるバンドは、少し違うジャンルになっているというのが正確で、ネオV系と呼ばれたりもするようです。
さて、Xなきあと、人々には新たなV系のバンドの登場を望んでいたのでしょう。この時期に現れる、上記の三つのバンドは今でも当時の若者たちによってよく語り継がれていますね。(ラルクはだんだんV系から離れていった側面もあるようです。)

特に学生たちを熱狂させていた

当時の学生たちは特に熱狂していたようです。特に、年代が丸かぶりしているグレイとラルクについては、グレイ派かラルク派かというような会話まで学校で行われていたようです。本当かどうかはわかりませんが、クラスの生徒のほとんどが上記の3バンドのファンだったと言っている人もいました。今では考えられない光景かもしれませんね!


そんな中でも、特にグレイはポピュラー要素がつよく、大衆支持を一番集めていたのはグレイでした。GLAYの中でも特に知られている曲をあげると「However」です!とても有名な曲ですので皆さんもどこかで聴いたことがあるでしょう!


また、L’arc~en~Cielはハマる人はハマるという表現がされることもありますが、様々な世界観を楽しむことができます。彼らはメンバー全員が作詞作曲をこなすため、それぞれの個性を持った楽曲を楽しむことができます。


今でこそ、悪意のあるようなモノマネでよくされている河村隆一がボーカルを務めるLUNA SEAですが、彼らも当時絶大な人気を誇りました。楽曲の特徴は構成が特にこだわられていることが挙げられます。Bメロを飛ばすというのがわかりやすい例として挙げられます。


現在の若者にとっては幻のような存在かもしれない

現在は、動画配信サービスやSNSの普及によって、体感のアーティストと我々の距離感が昔よりも近くなっていると思うことがよくあります。おそらく、当時は自分の好きなアーティストのことを得ることができるのは、一部のメディアとCDなどからだけだったのではないか。つまり、アーティストの普段や素なんて到底知る由もなく、かなり距離の遠い人たちだったのではないか。この意味で幻とまで言えるかもしれません笑。
当時は、音楽を聴くためには、CDを購入する。レンタルするというのが主流でした。しかし。今はサブスクで聴き放題です。個人的な意見になりますが、現在の方が聴いたことのない曲を一曲一曲を聴く際の、その音楽への期待感や集中力というのは当時の方が高かったと思います(マクロ的にです、俺はそんなことはないとか、言いはじめないでくださいね)
現在よりももっとアーティストとの距離感が遠い当時に、他とは雰囲気が違う世界観が強い当時のV系が現れると、カリスマ的人気を誇るのも十分納得できます。しかし、現在では、必ずしもそうとは言えないかもしれません。学校のクラスで好きなアーティストを聴いた時に、被ることすらほとんどないかもしれません(流石に言い過ぎでしょうか笑)。そういう意味で、当時の彼らのように奇抜な様子でカリスマ的人気を誇った存在は、現在の若者にとっては、信じられない幻と言えるのではないでしょうか。

前編はここまで

このようなV系は現在の若者にとっては、見慣れない過去のひった地というイメージを抱いてるかもしれません。しかし、彼らは現在も現役のアーティストとして、多くの人々を熱狂させています。もし、聞かず嫌いで聴いていないという方がいれば、ぜひ来てみてください。何か、新たな発見があるかもしれませんよ。

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