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マルシィ「白雪」〜未練を歌い上げる彼らの声と歌詞〜

こんにちは。otozureライターのカエルです。今日は最近人気急上昇中のマルシィの曲について書いていきたいと思います。2018年にデビューした若手アーティストながら人気曲を多数発表しているマルシィ。彼らのの冬の恋の思い出を綴ったというバラードナンバーに関連して、半分エッセイの形のようなものになると思いますが、ぜひ最後まで読んでいってください。

まだ聞いたことがないという人はこちらから


プロフィール

福岡発のスリーピースバンド。
メンバーは前田右京(ボーカル・ギター)、フジイタクミ(ベース)、しゅうじ(リードギター)の3人である。
2018年に結成。2023年11月29日に最新アルバムをリリース。
等身大の恋愛を歌う曲がZ世代の女性を中心に人気拡大中。


きっかけ

何をきっかけにまるしぃを聴き始めたかというと、僕は例に漏れずSNSでした。フェスのラインナップをみている中で、最近よく見るなぁと思っていたアーティストでしたが、聴き始めるタイミングを変に逃していました。そんな中で、インスタのおすすめに出てきた女性インフルエンサーが、マルシィのライブに行っている様子を見てふと聴き始めた次第です。(きっかけと言えるほどのものではないかもしれませんね笑笑)


冬の未練を歌うロックバラード

エモーショナルなバンドサウンドが特徴的ですよね。この曲ではシャンシャンという鈴の音がイントロとアウトロでは目立っており、私たちにクリスマスなどの冬の季節を感じさせます。Aメロでは主にこの鈴の音とアコースティックギターの音に乗せて、透明感のあるボーカルで進んでいきます。Bメロからはドラムの音も加わりサビにかけて盛り上がっていくという構成だけでいうと、オーソドックスな邦楽のポップス系のロックバンドのパターンであると言えるかもしれません。しかし、ボーカルの透明感、未練を歌う歌詞によって、彼ら独自の色が出ていますね。


感傷的・エモーショナルに聴き手を掴む

マルシィというバンドは(個人的な見解になってしまいますが)、声や歌詞が特徴であるバンドですよね。もちろん、彼らの曲の構成の仕方が大好きなんだという方もいると思います。しかし、彼らのファンには、歌詞とその歌詞を歌い上げる声につかまれているという印象も見受けられます。未練を歌う歌詞、透明感のある声というのは人の恋愛的な共感を得るには最適なのだと思います。声というのは基本的にその人は特有のものですので、声がまず一つの個性、特徴になります。特に近年では、その声とサウンドやテーマがどれだけ相性がいいのかが、僕のような一般人が音楽をぱっと聴いた時の印象に直結すると考えているのですが、マルシィはこの相性が非常に良い、そしてさらにそもそも歌詞の内容が多くの人に深く刺さったり触れる。だからこそ、多くの人に支持されるでしょう。


【余談】心に刺さる???触れる???

ところで、世には、恋愛ソングが溢れていますが、なぜ恋愛を歌う曲は人気が出るのか。

多くの人の心に刺さるから、触れるからと言えると思いますが、

心に触れるというのと、心に刺さるというのはどういう印象を持つでしょうか?

恋愛は基本的には、本能的なものであり、そもそも人間の心?の内部に自然と関わるものだと思います。個人的には、心には本能を理性が覆っているというイメージを持っています。(科学的な正しさにはこだわっていません。)心に刺さるや触れるという表現は、これはこのイメージの上では、理性を突き抜けたり通り抜けたりして、本能を刺激すると言えます。ここで、恋愛に関わる部分は、もともとこの本能の関わっているものであり、理性から露出している部分と言えるかもしれません。もしくは理性の外殻が薄い部分と言えるかもしれません。このような部分を刺激するのが恋愛ソングなのでしょう。

このように人々の心の刺激に弱い部分に刺激し、そして、時に人々の無意識下の気持ちに気づかせてくれるのが恋愛ソングです。このイメージの上では、心に刺さるというよりも心に触れるというのが個人的にはしっくりきます。刺さるといのは刺激として少し強すぎる気がします。刺さるよりも触れてほしいと思います。笑

皆さんはどのようなイメージを持っているでしょうか?


最後に

このような心に触れる曲を多く発表しているのが、マルシィではないでしょうか。なんだか、散文的になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。



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