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調停

先日、初めての調停に臨んできました。
今年の春先、私の代理人から妻宛に「今後のことについて話し合いの場を持ちたい…」という手紙を送ったところ、妻の代理人から離婚を考えている旨返事があり、夏頃に妻から離婚調停と婚姻費用の分担請求調停の申立てが行われました。別居後、1年半以上もの間、何も動きがなかったことを考えれば、調停とはいえ動きが起きたことは一歩前進したのかなと思っています。

子供たちの状況は相変わらず分かりません。
ただ妻からの申立書にはチックの症状が一進一退と書かれていましたので、まだ症状は出ているのだと思います。調停は決して闘争する場ではなく、双方の主張を聞いて、第三者である調停員が和解の成立に向けた提案を行う場という理解です。代理人からも「1回目の調停で何かが決まるものではない…」と聞いていましたので、まずは妻の主張をしっかり聞いて、妻が何を求めているのかを見極めることに主眼を置きました。私の主張はほとんど行わず、妻がどんなことを言っているのか確認したい…ということを調停員にも伝えました。

詳細はなかなか書きにくいですが、妻は離婚を求めている、そしてお金も欲しい、でも子供たちには会わせたくない…という主張をしていることは理解しました。予想通りでしたので特に驚くものでもありませんでした。離婚は私も望んでいますし、金銭面の支援も引き続き行っていく意思はあります。子供たちとは会いたいですが、でも今は子供たちの意思を優先して、症状に影響が出るようなら、急いで会おうとまでは思っていません。あとは双方の主張を行いつつ、決して簡単なことではないと思いますが、具体的な条件のなかで、どこで折り合いをつけるか…ということなのだろうと思います。

本音を言えば、今でも妻と争うことは避けたいという思いがあります。夫婦としての関係は崩壊していますが、それでも私にとって憎しみや怒りの対象ではありません。また、両親が争う姿を見せることは子供たちに決して良い影響を与えないのでは…という思いもあります。ただ一方で、もし妻から到底受け入れられないような主張や要求をされたとき、私がそれを甘んじて受け入れるよりも、たとえ争ったとしても、自分の思いや主張を毅然と行ったほうが、自分自身が後悔しないと思いますし、また、子供たちも大きくなった時に何かを感じ取ってくれるかもしれない…そんな思いもあります。どちらにしても自分のエゴをむき出しにするのではなく、子供たちにとって何が一番良いのかを忘れないようにして考えていきたいと思います。

調停の前日はTACで模試を受けていました。そして調停終了後の午後から出勤して何事もなかったように仕事して、翌日から出張に行ってました。職場では別居していることも伏せていますので、調停を行っていることは知られていません。てんやわんやの日々を送っていますが、今は忙しくて時間的余裕がない方が、むしろ余計なことを考えずに済む…と思っています。下手に時間があると、マイナス方向に思考が流れてしまいそうです。

子供たちのことを思って別居を選択し、家を出てから2年が経過しました。別居後、子供たちとは一度も会えず、孤独感、喪失感、無力感に蝕まれています。でも両親や友人など、ダメダメな私を見捨てずに支えてくれる人もいます。それでも時間は止まったまま…と感じることも多いです。今後、調停がどのような進み方をするのかは分かりませんが、私だけでなく、子供たち、そして妻にとっても再生の道を歩み出すきっかけになると良いなと思います。

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