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きょうのブレーザーさん、第7話「虹が出た(前編)」

『ウルトラマンブレーザー』第7話「虹が出た(前編)」は、特撮・怪獣ファンのわたしにとってまさに神回でした。

 元地球防衛大学教授にして怪獣研究の第一人者であり比留間弦人ヒルマ・ゲントの師でもある「横峯万象よこみね・かずなり」なる人物が登場します。

「面白かったぞぉ〜先生の講義!世界中の怪獣学者が聴講に来てな…」

 ゲント隊長が、教え子時代の話しを愉しげに語るシーンは、のちに訪れる展開への見事な布石でした。


 先ずこの「横峯よこみね」という姓から、平成ガメラシリーズに登場した鳥類学者「長峰真弓ながみね・まゆみ」を想起したのは特撮・怪獣ファンならではの邪推なのでしょう(笑)
 さらに万象かずなりという名は「さまざまの形、あらゆる事物・現象を意味する」【万象】(ばん‐しょう)を意図しているのでしょう。
 …意味深長なのです。

 いつもの通り、本編の視聴を愉しみにしている方もいらっしゃると思うので、極力ネタバレをしないように話しを進めますね。
※ 今回はですね、少しばかりネタバレしているので悪しからず ( ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

(おそらくは)比土羅ヒドラ市の河川敷と思われる場所で、
横峯 教授と再会する比留間 隊長。


 師との再会も束の間、富士樹海に於いて巨大怪獣が現出との連絡を受けて現場に急行します。

天弓てんきゅう怪獣 ニジカガチ」
アメフラシに似てますね。

 各地の伝承を調べた蒼辺恵美アオベ・エミ隊員の報告では…、
虹蛇神|ニジカガチは、古来より雨を齎す神として人々に信仰されており、それを呼び覚ますには、生贄を捧げる 或いは、聖なる石を集めるなど、何らかの儀式が必要とされる ーというものでした。

七色の腕環はいったい何処から…
比土羅ヒドラ古墳」の壁画


 比留間が、今回の事件に関してある答えを求めるため、横峯が居ると思われるヒドラ市河川敷へと再び赴くと…。

 そこには、比留間にとってかつて師と仰いだ尊敬すべき人物とは思えない程、歪んだ思想に取り憑かれた横峯の姿が…。

「初めてです、先生の講義が面白くなかったのは…」

 この比留間の台詞、悲しみか、師との決別か…なんとも言えない悲哀が込められてていました。
 さらに印象的だったのは、この言葉を受けた横峯の引き攣った横顔でした。

 同行を求めた比留間に対し、横峯は自らの左腕(やはり神が宿るのは左なのか…)から妖しい光を放ち、気を失った比留間に向かい…

「君は自分の為すべき事をしろ、だが私の邪魔はさせん」

 と告げます。

 これは…デジャヴ…か?
 それは『シン・ゴジラ』で、元城南大学統合生物学教授で、生物学者でありながらエネルギーに関する研究にも携わっていたとされる牧悟郎まき・ごろう教授が遺した言葉、

「私は好きにした。君たちも好きにしろ」

 を彷彿とさせるものでした。

 さて、このあとの展開は本編を観てのお楽しみです(いじわるじゃないですよ 笑)

🌀目のアースガロンさん

 そして…

「天に数多の虹が輝く時、それは現れる。
虹蛇神ニジカガチ…恵みか災いか…」

そして、戦闘モードともいえる第二形態へ


 次回はアースガロンの新装備”Mod.2”の実戦投入です✨✨


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