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硬結

昔、講座で師匠の親指に愉氣していた時、米粒の頭のようなものに触れて、これが硬結かな、と思い、じーっと愉氣していたら、それが硬結ですよ、と言われ、そうかこれがそうなのかとさらにじーっと愉氣すると、その硬結がギュルギュルッと暴れるように動き手首の方へ走っていった。

なんだこれはと思い、今動きましたよね、と確認すると、動きましたねーと言って師匠は笑った。

それが始めて硬結に触れたときであり、その印象が未だに強く残っている。
なんというか生き物のような感じがした。

最近ふと思い出したこと。
(2018年4月24日執筆)

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