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エゴン•シーレ展

だいぶ暖かくなり、春の気分になってきた。
スキーとスノボもそろそろ終わりかな。
また来シーズン楽しもう。

友達とお昼から美味しいお肉とお酒を楽しんだ後、東京都美術館へエゴン•シーレ展を見に行ってきた。

名前は聞いたことがあったけど、作品はそんなに見たことがなく、展覧会のホームページで作品を見て興味を持った。

展覧会の構成はシーレの人生を、当時のウィーンの芸術の流れとともに見ていく感じだった。
シーレの作品も年代ごとに紹介され、クリムトなどの芸術家からの影響や、自身の芸術の探究などが見れて面白かった。

初期の作品だと、菊(1910年)が好きだった。

展示されてた年表をみて、28歳の生涯でいろんなことがあったんだな、もっと長く生きていたらどんな芸術家になってたんだろうと思った。

不思議な雰囲気の街

ヨーロッパの冬の街並みってこういう雰囲気だよな〜と旅の記憶が蘇った。
こちらはカラフルな、シーレの母親の故郷。

不思議な視点から街を切り取ってて面白い。

秋の木を描いた作品。枝だけの木から生命力を感じる。画面の外側にも枝が広がっているように感じられた。

こちらは兵役中に書いた作品。
ワインボトルが荷物と共に描かれていて、戦争の中の日常がその場所にいた人からの視点で残されていて興味深かった。

従軍した先で前線に送られずに創作活動ができて、さらには将来パトロンとなる将校と知り合ったとあって、この人はラッキーな人だな〜と思った!

一方で展覧会におけるシーレの作品数が少なくて、作風の変遷などを見ていくまでは難しかったのが残念だった。
章のなかの殆どが同時代にウィーンで活躍した作家だったりして、年表をよく頭に入れないと展覧会の流れが分からなくなるように感じた。

エゴン•シーレを深く楽しみたい人にとっては、意外な構成だったのではないかな〜。

やはり、全体の作品数が少ないのかな、、?
あと、晩年の逮捕についてあまり作品からのアプローチが展覧会ではされてなくて疑問が残った。

屋外でのヌード制作や、少女との生活など、何か作品や日記など本人の声や思考を知りたいな〜と思った。急に経歴にアウトめな内容が出てきて驚いた!笑

世紀末ウィーンの芸術界を広く知れて楽しめるという面ではとても面白い展覧会だった!

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