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上野でアートとお花見

去年の暖かい4月の桜が見頃な日に、友達と上野でアートを満喫した記録。
最近なぜかあまりノートが書けなくて、かなり遡ることになる。
書いてない間も色々行ってました。

以下は去年の春に書いたことと、今日追加したことの練り餡です。それでは!


この日はとても天気が良く、上野公園もこの人出!

桜の花の下を歩くと、穏やかで幸せな気持ちになるな〜

全てが美しくて奇跡的だった。

上野は色んな展覧会がやってて、楽しいな〜
今シーズンは特に!また上野に行かなきゃと、桜の下に並ぶ展覧会の看板を見ながら思った。

さて、この日のスタートは東京都美術館のフェルメールと17世紀オランダ絵画展。

オランダ絵画ってなんとなく色使いが暗い印象があって、魅力を理解しきれてなかったところがあったんだけど、今回その印象が全く新しいものとなった!

芸術が特権階級のためのものではなく、市民の生活に受け入れらたものだった、という点も非常に興味深い。
また、絵の中のモチーフに色々な意味が込められているところも面白かった。
例えば、教訓について。
ヤン•デ•ヘームの花瓶と果物では美しい花と、それに群がる虫たちを描いていて、虚栄への戒めの意味が込められているそうだ!
闇の中から浮かび上がるように美しく描かれている花や果実が朽ちていく様子には独特な美しさがあった。

また本展覧会の見どころはフェルメールの窓辺で手紙を読む女!
修復の過程が非常に興味深かった。
画中画の存在があることにより、絵の意味が全く変わることが面白かった。
浮世絵もそうだけど、絵の中のモチーフによって隠れた意味があるって最高に面白い!

今回の加筆は、様々な人の手を渡り歩いてきた歴史ある絵画ならではの問題だな〜と思い非常に興味深かった。昨日がどのようにコレクションされたかの歴史をしっかりと残すことには本当に意味があるんだなと思った。

窓からの光と女性の表情が印象的で作品ももちろんとても魅力的だった。

その次に行ったのは、東博のポンペイ展!

かっこいい!いつか行きたいな
市街地の地図


この日、実は一番楽しみにしてた展示!
街の地図があって、それぞれがどのエリアから出土したかがわかるようにキャプションされていた。

今まで考古学の展示を見るときは、どちらかというと出土品を歴史や文化的な側面からしかみたことがなかったのだけど、この展示ではどの邸宅から出てきて、この家の身分はこうで…といった、かなりそこで生活していた人の息遣いが感じられる内容となっていた。

被害の様子も知ることができて、改めて自然災害の恐ろしさを感じた…

生活用品も!
邸宅に暮らした人の名前がわかるのってすごいな〜と思った

当時の社会の女性の立場についても述べられていて、当時の女性実業家の賃貸広告があった!

外壁に直に書いていた広告

品行方正な人のためのってあって条件厳しそうって思った!

邸宅の間取りがわかるキャプション
猛犬注意のモザイク

来客に番犬の存在を知らせるモザイク、現代人と考えることが同じで面白かった。
わんちゃん、可愛く見える。

食べ物も!

展示後半には当時の邸宅を再現した展示が!
実際に歩いて入れるって、非常に面白い体験だ〜
より理解が深まった。

わんちゃん注意
噴水って当時からあったのか!
こうやって飾ってたのか…

最後に発掘の様子や、今後の発掘の予定などが説明されていて、非常に有名な遺跡だけど現在進行形で研究が進められているんだな〜とわくわくした。

実際に現地を旅してみたいという気持ちになった!
考古学を学んでみたくなった。


おまけ!
ポムポムプリン、出土バージョンがパンチあって可愛かった。

く、黒い…

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