見出し画像

【横道世之介】桜を見ると読みたくなる

桜がとても綺麗な季節です
朝みてもキレイ。昼見ても。夜にライトアップされた桜がイチバンキレイだと思う。
何となく外へ出かけたくなるこの季節。
少しずつ暖かくなってきて、外には桜が咲き乱れていて。

でも、
何故か小さい頃からこの季節が苦手です。
今思うとこの季節は色々と身の回りがザワザワする時期。
卒業や入学。クラス替えや担任の先生が変わったり。
新しい環境に代わる時期。
街には真新しいスーツを着た若者が不安そうな
顔で少し下を見ながら歩いている。たまに少し上をみたりして。
そんな若者をみていると何故だか切ない気持ちになる。
そんな心境な時に見るからか桜もイマイチ苦手。
なんだか元気がなくなるんだよな

こんな心境の時に読みたくなるのが、吉田修一さんの【横道世之介】。
もう何回読んだかな。

大学入学を機に九州から上京した横道世之介の日常を描いた作品。
ちょうどこの季節から始まるこの小説を読んでいると、自分の心境とリンクしているような気持ちになって、心地が良いのかもしれない。

これからの人生であと何回読むのかな...


この記事が参加している募集

#読書感想文

190,092件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?