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《天草編》鬼の城公園で鬼と鬼ごっこ

「天草のここも行ってほしいの。
ここにいる青鬼と鬼ごっこしてるんだよね。」


そう海巫女から指令をもらったのは、東北の旅を終え、次の行き先について打ち合わせをしていた時のことだったー



だいぶおかしな指令にも慣れてきた月巫女だが
まさか、鬼と鬼ごっこをする日が来るとは…
(内心、ワクワクなのは否めない



長崎の茂木港から天草の富岡港まで
高速フェリーで約40分



港近くに恵比寿さま


なぜか、この日だけピンポイントで
なかなかの雨だったのだが
事前に、車で同行してくださる方と
決めた日にちでもあること


そして、雨であることにも
意味があるように感じたので、
宿泊先を出発して数歩で
足がびしょびしょになったが
向かうことにした。




富岡港から鬼の城公園までは車で30分
かからないほどの距離


のはずが…
(もはや、あるあるの展開だが)


謎に山の中を走らされ、
あの悪夢が蘇る一人では絶対に
運転したくない道に入っていく…


気がつけば行き止まりのところにいた笑





「えーーー?ナビこっちだったよね?」
と言いながらふと、周りを見渡すと…


こんな場所に神社が…

「天満宮」と書かれているが
明らかにエネルギーが違う笑



境内にある木々たちはジャングルなの?!と
思うほど元氣で、とても清々しく整った場所だった。


上棟式の際の棟札には
「五帝龍神」「罔象女神みつはのめのかみ」と書かれていた。



実は、同行してくださった方も
合流する前に龍神様から
今日の雨は「祝福の雨」と
受け取っており


わたし自身も前日から龍からのサインを
これでもか、というほど受け取っていたので

二人で納得。


「だから、雨なんだね笑」と。




ここで不思議なことが。


この神社に着く前までは、13時台
(ちょうど鬼の城公園に着く頃)の降水量が
16mmというとんでもない数字が気象情報の
アプリ上で表示されていたのだが
参拝を終え、見ると2mmに変わっていた…。


見間違えだったのか?と思ったが
二人で確認したので間違いないと思うが…


とにかく、二人であの場所に行くことに
意味があったらしい。。。



そこから、鬼の城公園への道は
さっきのなんだったの?
と思うほど、安全な整った道…笑




雨だったこともあり、週末にも関わらず
誰もいない。


人祓いの雨でもあったのだろう。
(たくさん人がいたら、集中して
鬼ごっこなどできないし…



どんよりとした分厚い雲のおかげもあって
雰囲気が出る


ここはどこ?状態



お目当てのサークル状の広場に着いた。




中に入る前に、これかな?と思う
枝を拾う。



さて、青鬼はどこにいるのだろう??



恥ずかしがりやなのか、いたずらっ子なのか
なかなか姿を見せてはくれない。


立っていた場所から対角線上に
歩いてみる。


すると、今度はちょうど十字になるような
対角線を歩かされ


真ん中に立って、枝をグルグル
天と地に向かってグルグル
地面の中に隠れてたらしく
ようやく出てきてくれた笑


さて、そこからがたいへん
鬼と鬼ごっこの時間です。


すばしっこいたらなんの…
追いかけても追いかけても
タッチできない

人間のわたしが「鬼」という
ややこしい図…笑


しばらく1:1で遊んでいると
なんと…青鬼からリクエストが…

同行してくださった方とも
一緒にあそびたい!!



まじか…
ちょっと、聴いてみるから待ってよ…



「○○さーーん!ちょっとお願いがあって…
あの…少し走れますか?」


唐突すぎるオファーに
「うん、いいよ〜」
と応えてくださる女神。



どうやら、青鬼くん、挟まれて
追いかけられたかったみたいです。
(この場合、人間二人が鬼2匹の図)


わたしと、○○さんが対角線に立ち
真ん中に青鬼。
よーいどん!で挟み撃ち


二人が真ん中に近づくタイミングで
キャッキャと逃げる青鬼くん


相当ご満悦なようで…
こちらはヘトヘトですが…


無事、青鬼もgetした月巫女であります。



すると、青鬼が教えてくれた。


「人間たちがする鬼ごっこを
一度、してみたかったんだー!」と


鬼ごっこ、という概念そのものが不思議だそうで。確かに、言われてみればそうだ。
私たち人間は、人間ごっこはしないし
追いかける遊びだったら「鬼」じゃなくても
いいわけで…


そもそも、なぜ「鬼」ごっこ?
そう思っていたら、教えてくれた



昔は本当に、鬼と人間が一緒に遊んでいたそうな。



へーーー!と思って、調べてみて驚いた。

元々は鬼事おにごとと言われていたそうで
鬼ごっこの起源『ことろことろ』は、
疫病退散や五穀豊穣や天下泰平などを願う儀式
だったそうだ。


ここからはわたしの勝手な推測だが
現代の認識とは全く違う「鬼」が

わざと、「鬼役」を買って出て人間と遊ぶことで
疫病退散や五穀豊穣や天下泰平をもたらして
くれていたとしたら…

そして、その名残が鬼ごっことして
現代も残っているとしたら…


何よりも、遊びという宇宙の本質の中に
「鬼ごっこ」が残り続けているのが
真実のような氣がしてならない。





その後、偶然見つけたこちらのカフェ
OPEN日がピンポイントすぎてラッキー!


http://www.cheznous.group/


おとぎの国のような建物&雰囲気で
すごく素敵でした!
駐車場もあるので、天草に行かれた際はぜひ♫

chez nous シェ・ヌー 


ひよこ豆のカレー(グルテンフリー)



そして、港までの帰り道も
「山道やめようね」と言っていたのに
安定の山道コース笑


基本、アドベンチャーが好きな人が
二人も揃ったらそうなります。


おかげで、とんでもない大きさの
たけのこが道路に落ちていたのを発見しましたよ笑





たけのこの皮を剥くように
本当に何枚も何枚も剥け
異次元に突入した感覚の今回の旅ー


ここから先の旅、そして鬼たちとの
出逢いも楽しみである。


つづく

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