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UA HOVR Sonic 4

新しいランニングシューズを購入した。アンダーアーマーのHOVR Sonic 4。久々のNIKE以外のシューズで、アンダーアーマーは初めて。

ジョギング用に愛用していたPegasus 36の走行距離が1200kmを超えたので引退させた。履き心地が気に入っていたので、とっくの昔にへたれていたにもかかわらず使い続けていたけれど、アウトソールが剥がれてきてさすがに限界だった。

問題は後に使うシューズで、36の後に買ったPegasus 37は履き続けているもののいまひとつ合わない。ミッドソールがリアクトになって履き心地が大きく変わってしまったためだと思う。このシューズで何度か足を痛めたことがあるので、例えば20km以上走るというような練習で使う気にはなれない。今通勤ランでよく使っているFree Runは気に入っているけれど、裸足感覚のシューズで足に負担がかかるので残念ながら長い距離を走るのには不向きだ。Rival Fly 3もクッションがあまりないので短めの距離の方が向いている。ゆっくりめで長距離を安心して走れるジョギングシューズが必要だった。

NIKEでこういう用途のシューズは大体リアクトで、Pegasus 37の経験であまりいい印象がないので、たまには他のメーカーを履いてみることにした。そこで選んだのがアンダーアーマー。RDCが基本アンダーアーマーなので最近親しみを感じていたし、チップ内蔵でスマートフォンと連携してランニングの測定ができることに興味があった。そしてちょうどセールで安くなっていた。

選んだのはセンサー内蔵モデルでクッションがしっかりしているHOVR Sonic 4。初めてのメーカーでサイズが合うか不安だったので、Amazonの試着サービスTry Before You Buyで購入した。29cmと30cmを取り寄せて、29cmだとぴったりすぎるので、余裕のある30cmを選び、29cmは返品した。29.5cmがあればちょうどよかったかもしれない。NIKEだと大体いつも29.5cmなので同じくらいのサイズ感。

早速木曜日に履いて軽く走ってみた。接続は簡単で、シューズ側で何も操作する必要はない。アプリを立ち上げてペアリングしたら、その後は動きを感知して自動的に接続してくれる。

走ってみた感触はとてもよい。踵部分がしっかりホールドされるので安定感がある。クッションも問題なし。踏み込めばそれなりに反発もあって、1km4分30秒くらいまでなら十分使えそう。

アプリの方はそれなり。ケイデンスやストライドならApple WatchやiPhoneでも測定できるので、内蔵センサーならではのデータは接地時間と接地の角度くらいで、それほど面白い情報が取得できるわけではない。ちなみにApple Watchと連携すれば心拍数も測定できる。ただ、ランニングフォームに関するデータの詳細さでは、腰に装着するCASIO x asicsのモーションセンサーには遠く及ばない。利点は手軽に使えることだけど、それならApple Watchでも十分という気もする。

問題はむしろ、距離が短く出ること。5.3kmくらい走ったのに、4.8kmしか計測されていない。平均ペースが4'55"になっているのはそのためで、実際にはNike Run Clubだと4'30"くらい出ていた。GPSを使っているとは思えない精度で、今日も通勤ランで履いてみたけど5〜10%くらい距離が短かった。ずっとこうだとしたらちょっと使いものにならない。

データとしては、意外だったのが接地の角度で、初回は12度でヒールストライクと判定された(プラスだとヒールストライク、0〜8度がミッドフット、マイナスだとフォアフット)。自分の中では、できるだけ重心の真下で母指球から着地しているイメージだったので、フォアフット寄りのミッドフットくらいのつもりでいた。セルフイメージよりはヒールストライク寄りらしい。今日は4度くらいでミッドフットだったし、接地にそれほどこだわっているわけではないので特に気にするつもりはないけど。

個人的な事情になるけど、困ったのはランニング中の音声ガイドで、僕のケイデンスがアプリの推奨する下限よりも低いため、走っている間にもっとケイデンスを上げるように注意され続ける。まあこれはオフにすればいいのだけど、ケイデンスが低いのは僕の課題なので、あえてアプリに叱られ続けるのもいいかもしれない。

ちなみに、ジョギング用なのであまり気にしていないけど、けっこう重い。測ってみたら350g。ペガサス37で330gくらいなので、今使っているシューズでは一番重い。まあでも問題ない。通勤ランでFree Runと併用しつつ、距離走の時に使っていきたい。内蔵センサーの方は、気が向いたらアプリを立ち上げる程度になるかもしれない。

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