雑記22 MUJINAの思い出
文化祭だった。ステージの出し物が募られて、皆は歌とかダンスとかで参加していた。そんな中で、朗読で立候補したやつがいた。
1人で。
そいつは体育館のステージでMUJINAを読んだ。小泉八雲の…ラフカディオ・ハーンのあれだ。あの時の生徒、教師、外部の人々は、どんな気持ちで見聞きしていたのだろう。
短歌にしてみようか。
ほらご覧空回りして悔いはないとか言いいながら泳ぐ目玉を
青かった。青春だった。そう思えるようになるまで、もう少しだと感じる。
ちなみに、ムジナとはこんな話だ↓。ムジナという言葉に馴染みが無くても、この話を読めば、アレカ、と思うかもしれない。
ムジナの話要約
男が女に、後ろから声をかける。振り向いた女の顔には目も鼻も口もない。彼は逃げ出し、屋台の男に今あったことを話す。屋台の男は後ろを向いたまま話を聞いていたが不意に、こんな顔かい?と言って振り向く。その男の顔にも、女のように何もなかった。
↓ もっとしっかり 青空文庫 MUJINA
ところでなぜこのnote記事のタイトルがムジナではなく貉ではなくMUJINAか? 引用したい言葉がある。
「賢明なる読者諸君」である。
賢明なる読者諸君、笑ってほしい。なにやってるんだと。本当に、なぜあんなことをしたのかわからない。英語。でもまぁ、こわい話や妖怪の出てくる話が好きだったから。
もしここまで読んでくれた方がいたら、慰めの代わりに「スキ」を置き土産に、一度押してくれたら嬉しい。
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