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ダウドナ教授のインタビューがオンラインで読めるようになりました

先日お知らせした、カリフォルニア大学バークレー校のジェニファー・ダウドナ教授のインタビューの掲載号の書店発売期間が終わり、代わってオンラインにて無料で閲覧できるようになりました。

書店で手に取る機会がなかった方々も、この機会にぜひお読みください。

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20210216/se1/00m/020/028000c

紙幅の関係で削られた部分がありますが、ちょっとだけここで紹介します。ダウドナ教授の人柄がわかって興味深いです。

―― あなたの研究者生活と個人的な面で最も大きな影響を与えた人は誰か。
■私の配偶者で、カリフォルニア大学バークレー校の教授でもあるジェイミー・ケイトだ。彼は、私の心のバランスを保たせてくれる。また、大変優秀な科学者でもある。研究について彼と、家でいつも話す。そして私の家族はインスピレーションと平安の源だ。

―― あなたは、ハワイ州の最大の島であるハワイ島で育った。どのような影響を受けたか。
■ハワイで育ったことは、私の科学に対する興味が膨らむことに非常に大きな影響を及ぼした。ハワイは、自然が進化する大きな実験場だ。そこに住む生き物すべては、よそから渡来し、ハワイで今日見られるような形に進化したのだ。幼い時の私のような好奇心旺盛な子供であるなら、島の動植物に魅せられないことはあり得ない。ハワイ人の文化は、土着の植物や動物に対する敬意に満ちており、島々の多様性に深い理解がある。多くの土地では、自分の周りに存在する植物や動物に無関心に過ごすことができるが、ハワイでは興味を持たずにいられない何かがある。

(冒頭の写真は、ダウドナ教授から提供を受けたものです。)


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