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7月7日、20世紀のサイケデリックが、21世紀流にチルアウト?何とも言えぬ心地良さに新しさ... "in C"。
パーカッショニストとピアニスト、5人による、スイス、ジュネーヴを拠点とする現代音楽集団、アンサンブル・バチーダが、今の感性で織り成す、テリー・ライリーの"in C"!
さて、"in C"の前に、アンサンブル・バチーダのオリジナル、"HYDR-X"が取り上げられるのだけれど、2019年に"in C"を演奏するにあたって生み出された作品とのこと... シンセサイザーとパーカッション、デジタル加工による、"in C"のためのテクノ・ポップ風アントレ... これ、なかなかカッコいい!
から始まる"in C"... "HYDR-X"の、今時、都会的な雰囲気から、チャンチャンチャンチャン、ライリーの牧歌的なリズムが聴こえてくる展開、絶妙過ぎる... 何よりライリーの飄々とした表情が引き立つ!そんな、アンサンブル・バチーダの"in C"、様々なパーカッションと様々なキーボードで織り成され...
ライリーらしい?チャンチャカしたパーカッションのほのぼのとしたトーンで推進される中、ノイジーなサウンドがアクセントに印象的に加わって、"HYDR-X"に共鳴するような表情も見せる。かと思うと、懐かしいメロディカが次々に響き出し、意外にヴィヴィット、サイケな雰囲気に包まれる!
いや、過去と今が交錯するようなアンサンブル・バチーダの"in C"。そこには、新しいストーリーが生まれるような感覚がある。で、ストーリーが生まれて、サイケから解脱するような... 解脱して、聴こえ方が変わるような... イケイケだけじゃない、不思議と安心感が生まれて、心地良い... 21世紀流...
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