37セカンズを観て

優しい映画だった。泣けたなあ。

風俗のお姉さん役の女優さんにしびれた。すごい魅力的。渡辺真起子さんという方らしい。今まで知らなかったのが残念。

主役の脳性麻痺のユマちゃんのお母さんも良かったなあ。過干渉で心配性なお母さん。

私は母の過干渉と心配性をずっと責めてきた。それは私の存在そのものを受容する愛ではなく、母のエゴだと思っていた。失敗と挑戦を怖れ、自信を持てないことにつながったと思っていた。

でも、スクリーンに映っていたユマちゃんのお母さんは、愛でしかなかった。エゴには見えなかった。愛する子どものために、その時にお母さんができることをしていた。他の選択肢は、お母さんには見えていなかった。その時にはそれしかできなかった。つまり、ベストだったんだなあ。



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