見出し画像

「多様性」に疲れているのに見届けたい

予告を見た時点で、これは失言にイライラしそうだからパスだな、、とスルーしていた「おっパン」。

1話の評判がなかなか良いとの情報をどこかで聞いてしまい、少し気になって見てみることにした。(自分軸とは)

最初は少し構えていたものの、つい笑ってしまうようなシーンが多いし、大地くんの名言にいちいち感銘を受けたりして、なんだかんだ最新話まで見てハマりつつある。
「体の奥まで偏見が沁みついてる!」と失言を後悔する誠に、大地の母が「クマノミの生態ってご存じ?」と返すシーンがツボだった。


優しく見守っているお母さんたちには人として憧れるし、少しずつ自分と向き合う翔くん、感情や熱量をぶつける萌ちゃんもそれぞれとても良い。なにより、何度もやらかしながら少しずつ自分をアップデートしようと奮闘する誠。見ていてだんだん応援したくなってくる。1話を見れていないから、もっといやなヤツだったのかもしれないけど。

私も誠みたいな人は無理だし、実際にいたら関わりたくない。でも、「飲み会以外にどうやって一体感をつくればいいんだ?」と悩む姿が少しかわいそうにも思えた。そういう時代だったんですねという想像力や歩み寄りが一切なく、えらそうにバッサリと切り捨てるのも問題だよなと。

その点、大地くんはいつも穏やかだ。嫌味なく、親子ほど年の離れた誠をいい感じに諭している(?)と思う。


もし30年後、今とはまったく違う価値観の世の中になっていたら。自分は今この時代に当たり前の価値観を、柔軟に手放しアップデートすることができるだろうか?
そんなことも考えさせられる。

世間に何も期待できないって、結局自分にも期待してないみたいで悲しくないですか?

大地くんの名言


多様性、多様性と言われすぎて、一周回ってしんどくなってる世の中だけど、このドラマには優しさがある気がした。私も何かつかめるものがあるかもしれない。

前クールのオススメはこちら。
全部よかったので自信持って推せます。
※セクシー田中さんの件については、少し追記しました。


#テレビドラマ感想文 #日記