見出し画像

俺たちに明日はあるか続々ゾクゾクゾクゾクゾクゾクゾクゾク(コメディ)

ショーから、「帰るから」とメールがあった。
俺は、ショーが帰ってくる時間に玄関で待ち構えた。
ガラガラ、玄関の戸が開いた。

「お帰りなさい。」と、俺は新妻のように言った。
「ただ今。」と言った途端に俺と目があって、ショーは笑い転げた。

「どうしたん、その頭。」

俺は、ぴよこを抱いたまま、雄鶏みたいに髪の毛をリーゼントにして、
その髪の毛の先端部分を、トサカみたいに赤くしていた。

「ゆみちゃんが高校卒業したら、美容師になりたいねんて、ゆみちゃんのおっちゃんがしている美容室に行って、ゆみちゃんのカットの練習台になった。」
「ギャハハハ、。」ショーの笑いが止まらない。

俺は、話を続けた。
「ゆみちゃんの美容コンテストの練習とかで、アート的な髪型の練習らしい。」
「ギャハハ、お前絶対に尻に敷かれるタイプかもしれんね。」
「そうかな?似合うやろ。」
久しぶりの再会に、俺たちは気持ちが華やいでした。

部屋に入っても、二人とも笑い続けていた。
そして、俺は作った歌を披露した。

「見渡せば、爺さん、婆さん、爺さん、婆さん。
夜ともなれば真っ暗で、空には星が瞬いている。
俺のかわい子ちゃんは、どこにいる?
ネオンの輝きはないけど、空には星が瞬いてる。
俺のかわい子ちゃんは、同じ空の下。
どこかで、同じ星を見ている。

俺のかわい子ちゃんは、どこにいる?
俺のかわい子ちゃんは、同じ空の下。
どこかで、同じ星を見ている。」

「え、それってゆみちゃんの事」ショーは言った。
「違う。違う。」俺は、必死で否定した。

続く
なかなか書けなかったお話の続きです。
もう、安心して好きなことができます。

#大人のぬりえ #俺たちに明日はあるか

最後まで、読んで下さってありがとうございます! 心の琴線に触れるような歌詞が描けたらなぁと考える日々。 あなたの心に届いたのなら、本当に嬉しい。 なんの束縛もないので、自由に書いています。 サポートは友達の健康回復の為に使わせていただいてます(お茶会など)