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さんぽ

見えない いのちがあふれ過ぎて

この手ではすくいきれず

足元を埋めていく時間が 少しもどかしい


触れられない いのちもあり過ぎて

この星が重さで揺れて 少し気持ちが悪いんだ


見える空は広過ぎて

見えない空も広過ぎる


ここは ぼくの知らない なにかの一部

ぼくは そこに潜む 小さな住人


そのこころの片隅で 

今日も散歩をしているような気でいる

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