見出し画像

耐水性350mmのポリコットンを楽しむ

「テントは水をはじくもの」という固定概念を持っていました。

ところが先日、ポリコットンのフライが目にとまり、スペックを見ると「耐水性350㎜」と書いてあってビックリしたんですよ。ゼロ1つ書き間違えてない?大丈夫?って。

だって、テントの耐水性数値は2000、3000㎜が主流だと思っていたからです。

ポリコットンは水分を「吸収」して防水する

それもそのはず。耐水性2000、3000mmは「ポリエステル」です。今回私が注目した「ポリコットン」とは素材が違うので、耐水性の数値だけで良し悪しを判断するのは無意味と言えます。

特徴は正反対。

・ポリエステル:水分を弾いて防水
・ポリコットン:水分を吸って防水

ポリコットンならではの良さもある

実際に使ってみて、良い!と思うのは居心地です。自然素材なので、中に身を置いても、触れても見ても優しいところが気に入りました。

素材の特徴上、ポリエステルのテントの中にいるような「熱気」を感じません。結露もせず、適度な通気性や吸水性があります。

その他「燃えにくい」という特徴もあるので、近くで焚き火が出来るも良いところです。


最後に、耐水性について触れておきましょう。

耐水性の数値

耐水性とは数値が高いほど水の力を抑えてくれるというもの。調べたところ、一般的な傘は250㎜ほどだそうですよ。

なので、ポリエステルテントの耐水性数値が3000㎜だとすると、傘を12枚重ねた状態。かなり丈夫ですよね。

耐水圧とは、生地に染み込もうとする水の力を抑える性能数値のことで、1cm四方に水柱を立てて、何mmの高さまで生地が耐えられるかを示したものです。私たちがふだん使う一般的な傘の耐水圧は、250mmほど。つまり、傘の生地1cm四方に250mmの水柱を立てても、水漏れをしないことを意味します。引用:ロゴスまめ知識


とはいえ、ポリコットンはポリエステルに比べて重いので、登山やツーリングには向きません。車で移動する方、のんびり滞在する方におすすめしたい素材と言えます。

キャンプ道具は、無駄を省いて機能性を高めたものが多いですね。自分の固定概念で対象から外すのは勿体ないと思いました。


ポリコットンを存分に楽しんでみたいと思います。

画像1


▼関連ブログ記事


読んでくださってありがとうございます。サポートして頂いたお金は、今後の活動費として大切に使わせて頂きます。