【映画プロデューサー → ビジネスプロデューサー 】リチカの3年で気づいた3つの大事なこと
はじめまして。リチカの妹尾(×いもお ○せのお)です。
何かしらのご縁でこのnoteをご覧いただいている皆さま、ありがとうございます。
🎄リチカアドベントカレンダー🎄の12月19日を担当します!
はじめに
私はリチカの事業開発チームの責任者・ビジネスプロデューサーとして、企業様と共同で事業や商品・サービス開発を行うパートナーアライアンス事業を主に担当しています。
映画や映像コンテンツを中心にエンタテイメントの世界で、企画、製作、配給、宣伝、営業などなど、20年弱にわたってさまざまな役割を経験。
Amazonプライム・ビデオで『ドキュメンタル』『バチェラー・ジャパン』といったオリジナル作品のマーケティング担当を経て、2019年2月に株式会社リチカにジョインしました。
そんな私が、40歳を手前にスタートアップ企業に飛び込んで、未経験な業界で、初めての環境に戸惑いながらも、試行錯誤してきた3年を振り返ってみたいとはじめてのnoteです。
有限な時間の中で最適なパフォーマンスを
私には4歳と3歳の男の子兄弟がいます。
そう、年前は1歳と0歳のまだまだ赤ちゃん、そんな折にリチカにジョインしてきました。(奥さんにはホントにわがままな決断をサポートしてくれて頭があがりません...)
これまで独り身生活のときの働き方はというと、時間は自分軸で進むだけ。割と裁量労働な環境が長かったのもあって、ある意味好きなだけ働くスタイル。遊びたければ遊ぶ、その分はどこかで埋め合わせながら。
これが、家族ができたことで一変。
まず、時間が自分軸では進まなくなります。自分の好きなタイミングでコントロールしながら、時間に制限をかけずにやりたいことをやるということができなくなります。
体力も無限大ではないので(&年齢的にも無理が効きませんw)、一日の中で自分が仕事に割り当てられる時間には限りがあります。
やりたい仕事もやらなきゃいけない仕事もどんどんきます。やりたい事もやらなきゃいけない事も増えることはあっても勝手に減ることはないんですよね。
当然ながらこれまでのやり方ではうまくいくわけありません。
さあ、困った。となるわけですが、生活が変えられるわけではないので、自分のやり方を変えるしかないわけです。
いま自分が本当に最優先しなければいけないことはなにか?
成果を最大化するために、一番レバレッジが効くものはなにか?
時間をかけずに効果的な提案資料をつくるにはどうすれば良いか?
結論。
やりたいこと、やらなきゃいけないことではなく、やらないことを決める。
そうはいってもまだまだ出来てないときもありますが、今では一人で自由にやってた頃より、時間はそこまで使ってないのにパフォーマンスはあがってきたなと感じています。
しかも子どもと一緒に過ごす時間もしっかり取れるので、プライベートもうまく回り始め、気持ちも上向き、結果的に仕事にも好影響という副次的効果も。
ついつい今日は寝る時間削ってやるか、あとで時間取ってまとめてやるか、となっている方がいたら、この時間でやるしかないって環境を追い込んでみると効率的な働き方になるかもしれません。
アンラーニング&リバースメンタリング
20年近い社会人生活。いろんな経験もしてきたし、それなりにうまくいった仕事も数々。しかも自分のこれまでの実績や考え方に期待をしてもらって入るんだから、もうバリバリとパフォーマンスださなきゃ!と意気揚々とあがるテンション。
そんな意気込みとは裏腹に、入社1ヶ月でもしや転職間違えたかも... と何もできない自分に落ち込む日々がやってきますw
自分では過去は過去、新しい環境、新しい業界、学ぶことしかないと思っていましたが、まあ成功体験という名のプライドってのはどうやら思っている以上に染み付いているし、邪魔をするやつらしいですね。
さあ、どうしたものか?
あれこれ考えながら、これまでの経験引き出しを搔き出しながらもがくも、一向にうまくいく気配なし。徐々にそんなもんかと冷たい目線を感じるようになる被害妄想w(皆さん暖かく迎え入れてくれてたのにホントにすいません)
どうもうまくいかない。
まあ仕方ないんですよね、
そもそも分かってないことが多すぎるんだから。
どんどん契約を決めてくるメンバーはお客さんとどんな話をしてるのか?
CS(カスタマーサクセス)で圧倒的にお客さんからの信頼を集めるメンバーは何を考えてるのか?
まずは聞きまくろうと方針変更。
そうすると今までと同じ景色のはずなのに、ぜんぜん違う景色に見えてくる不思議。
結局、これまで学んできた知識を捨て、新しく学び直す、分かっていると思っていることでも、改めて理解し直すというアンラーニングを行うこと。
そして、自分の年齢やキャリアはただの記号だと考えて、若手と言われるメンバーからも積極的に学ぼうとするリバースメンタリングの姿勢をもつこと。
この2つのことが救ってくれたんだなと思います。
ただ簡単にそうそう人間の思考癖は治るものではないらしく、少しうまくいきだすと、気がつけば元に戻りがちになるので、そこは要注意。
そんな時にはいつも良いタイミングで愛ある指摘をくれるリチカのメンバーに感謝するばかりです。
これからも調子にノッてたら、お願いします。
リバースメンタリング、P&Gでは10年以上も前から取り入れてるんですね
上司が部下からインプット リバースメンタリングの可能性 ~働き方新時代~
相手思考と相手志向
リチカには「相手志向」というValues(価値観)があります。
「あいてしこう」と書いて変換すると「相手思考」というのが予測変換で出てきやすいかなと思います。そう、「しこう」の漢字が違います。
では思考と志向、どう違うのか。教えて国語の先生(辞典)ということで調べてみると。
思考:考えること。経験や知識をもとにあれこれと頭を働かせること。
志向:意識が一定の対象に向かうこと。考えや気持ちがある方向を目指すこと。
では「相手」を前につけてみます。
相手思考:自分の経験や知識をもとに相手のことに思いを巡らす
相手志向:相手を起点に、その相手の考えが向いている先にいる相手のことまで含めて向き合う
あくまで私の解釈ですが、"志向"にはより行動を促す力が強くあるように思います。
相手のことに思いを巡らすこともとっても大事なことだと思いますが、私たちが大切にしている「相手志向」では、相手のその先の相手まで含めた考えの方向を向いて、アクションを起こすことが大事なことだと考えています。
事業開発チームでは、大手広告プラットフォーマーやポータルサイトにて自社サービスを展開する企業を中心に、課題を解決するだけではなくエンドユーザーに向けて新たな価値を創造し、商品化、事業化することをおこなっています。
業界の常識にとらわれない視野・発想で構想をつくる。
パートナー企業と連携し、構想をカタチに変えていく。
社内外を巻き込みながら、賛同者、協力者を増やし成果を出していく。
相手志向なくして、どのプロジェクトも事業もうまくいきません。
目の前の相手、その先にいる相手、その先の先の相手...
自分の考えや行動が最終的にどのようにユーザー・生活者に届くのかに向き合い、その価値を問い続けることが成功の鍵だと強く思います。
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最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
明日は、カスタマーサクセスチームで主にデジタル広告運用をメインとしたお客さんの支援を担当している伊藤(はやと)さんです。
ポケモンマスターの顔をもつ彼は何を語るのか、楽しみ。
テーマは「(仮)CSとクリエイティブチームのクロストーク」です!
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