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童謡『汽車ポッポ』現代流の解釈。

今でこそのどかでノスタルジックな童謡も、1937(昭和12)年、レコード・リリース当時は出兵を見送るなんとも重々しい任務を背負わされた曲であった。

時代の移り変わりに合わせて受け取りようが変化した童謡。

今や蒸気機関車も湯気が空気中に溶け込むみたいに消え、時速250キロ超の時代である。
さらには「ぼくらを乗せて」の「ぼくら」に疑問符を投げかけられている。
何人までなら密にならないの?

個室列車が隔離的個室列車に進化すれば不安は薄らぐ??
(隔離的個室列車、乗り鉄としてはむしろ大歓迎! 気になるのはハウ・マッチ?)

「少人数のぼくらを乗せて」行く先は、人目を気にして密避けて「走れ 走れ 走れ〜」

そういえば歌詞は
「がんばって がんばって 走れよ」で締めくくられる。
取りようによっては現代人への応援歌に聞こえなくもない。

実用面で蒸気の息は途絶えたけど、曲の息はとても長い。

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