老舗落語家のけじめ?
卒業の悲しみと切なさは、次なる門出の暁光に照らされて光り輝く。その鮮明さが記憶の板に深くみごとなまでに刻まれていく。
ひとつの時代が終わっても、ひとつの扉が間口を開けて待っている。
人生に終わりのない所以。
2024年3月。落語ファンならずともその名を世に轟かせ知られることとなった七人衆の黄色い人が後楽園ホールを去っていく。進退の理由について憶測は七色に変化し、あることないこと身勝手な取り巻きはやんやと騒ぎたてているけれど、老獪にはさして響いちゃいない。人生の荒波に比べたら一過性の小波など取るに足らない蛇足にしかすぎないようである。
道を譲ったのか?
だとしたら、遅すぎはしなかったか。
蛇足はとどまることを知らない。
泣いても笑っても、収録を終えたキレンジャー編最終回はまもなく放映されることになる。
さて、どんな最終回に仕上がったのか? 乞うご期待。
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