松を知ると、三保半島が「美味しく」見えるかも?

松を食べる女子大生・増田さん。
彼女にとって、3万本の松に囲まれた三保半島は特に7月ごろ、「美味しく見える」らしい。なんと高校生の時に「松を食べる」ことに目覚めた増田さんに、松という食材の魅力をさらに尋ねてみました。

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――そもそもなぜ、松を食べようって思ったんですか?
高校生の時に農業高校に入学をしたのがきっかけです。そこで、松を食べるというテーマに取り組む「松葉研究班」の存在を知りました。その後、大学進学後も松の研究を続けて、どんどんハマっていったんです。

――松って、食べたことないんですけど・・・
私たちがよく使うのは、ツンツンした松葉です。これを粉末にして、お茶や飴、パスタソースなどにしています。葉っぱの他には、例えばロシアだと若い青い松ぼっくりを煮込んでジャムにして食べる、なんて食べ方もありますし、お酒に入れる、あとは松の実も食べますよね。ちなみに松の実は「五葉松」という、三保にある松とは違う種類の松から取れる実です。

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(ロシアではメジャー?松ぼっくりのジャム)

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(茶色くなる前の若い松ぼっくり)

――増田さん、高校時代に研究者顔負けの松に関する論文<廃棄松葉の機能性の研究>も残しています。松って、栄養価がすごいんですね?!
そう、実は枯れた松葉には、玉ねぎなどの野菜に含まれる「ケルセチン」というポリフェノールが多く含まれていて、さらに青葉よりも枯れた松葉の方が抗酸化作用栄養価が高いんですよ。

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(増田さんが運営する松の商品開発会社「マツプロ。」Facebookより)

ただ、枯れたり、落ちたりした葉っぱを食べることに抵抗を感じる方も多いので、「入浴剤」を製造することでその効能を感じてもらうようにしています。この入浴剤、松の香りもリラックスできるって実は結構な人気商品なんです!


――松を気軽に食べる方法を教えてください。
みほしるべのミュージアムショップで、「松葉飴」を販売しています。松葉の入荷状況によって生産ができる時期は限られてしまうんですが、見つけたらぜひ、買ってみてください!

松葉の入浴剤も、リニューアルして商品化を予定しています、こうご期待!

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みほしるべ
https://miho-no-matsubara.jp/center

営業時間:9:00~16:30
定休日:年中無休
駐車場:有り(無料)
住所:〒424-0901 静岡県静岡市清水区三保1338-45
TEL:054-340-2100

――松ガール、増田さんの将来の夢は?
松を食べられる飲食店を、三保半島でできたらいいなと思っています。できた時にはぜひぜひ遊びに来てほしいです!
あとは、松のつく苗字の方と結婚したい!全国の松田さん、松本さん、、私はあなたに憧れます!(笑)


――最後に、三保松原に来られる方にメッセージをどうぞ!
三保松原の松って、いろんな人の保全とか保護活動によって維持されているんです。豊かな松林の維持のために、枯れていない青い松葉も剪定されてしまうこともあります。せっかくこうして残っている三保松原の、日々表情を変える松に、ちょっと目を向けて見てほしいなって思います。
ちなみに、三保は一年の中でも7月の新芽の時期が美味しそうなので、個人的にはおすすめ(笑)

ただ、三保の松は害虫から守るための薬剤散布をしているので、ご自身で松葉を持ち帰って食べるのはおすすめしません。私たちの商品をまずはご賞味くださいね♪

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