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カエル化現象とは共感共鳴装置にすぎないよね。

蛙化現象とは、好きな人が自分を好きだとわかると、その相手に嫌悪感を抱く現象です。

この現象は、10年以上前に学者によって提唱されたものです。その学者は、蛙化現象の原因は、好きな人が自分を好きだとわかると、その人の欠点や嫌な部分が見えてしまうからだと説明しています。

蛙化現象は、共感集団思考や排除同盟などの心理的な作用によって、より強まってしまうことがあります。

共感集団思考とは、自分と同じ考えや価値観を持つ人と集まることで、自分の考えを正当化してしまう心理的な作用です。排除同盟とは、自分とは違う考えや価値観を持つ人を排除しようとする心理的な作用です。

これらの心理的な作用によって、蛙化現象に悩んでいる人は、自分の考えや感情を他人に肯定してもらおうとしたり、自分と同じように蛙化現象に悩んでいる人と集まって慰め合ったりしてしまうことがあります。

しかし、蛙化現象は、必ずしも悪いことではありません。蛙化現象をきっかけに、相手の欠点や嫌な部分を受け入れることができれば、より深い関係を築くことができるからです。

また、蛙化現象をきっかけに、自分自身を見つめ直し、成長することもできます。

蛙化現象に悩んでいる人は、まずは自分の考えや感情を否定せず、向き合ってみることが大切です。そして、相手を受け入れることができるかどうか、自分自身で判断するようにしましょう。

具体的には、以下の点に注意するとよいでしょう。

相手を客観的に見て、本当に嫌な部分なのか、自分の思い込みによるものなのかを判断する。

相手を嫌いになった理由を、自分自身に問いかける。

相手を受け入れるために、自分ができることを考えてみる。

蛙化現象は、誰にでも起こりうる現象です。しかし、それを乗り越えることができれば、より良い関係を築くことができるでしょう。