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絵本を作りたい

さて、これからどうしましょう。
やりたいことがありまして。
昔からやってみたいこと第1位なのですが、
それは、絵本を作ることです。
絵本が好きでして。でしてってなんだろう。

福音館書店の絵本を、幼い頃浴びるように読んでいた。
最高の環境だったなと思う。親に感謝である。
両親がクリスチャンだったからミッション系の幼稚園に通園していたのだが、月一くらいで、たしか絵本を買う日みたいなのがあった気がする。
幼稚園のどこかの部屋に新刊絵本がばーーーーーっと乱雑に置かれていて、
その中から数冊欲しい絵本を選び購入するという日。実際購入するのは親なので、恐らく私と相談しながら適当に選んでいたのだろう。

有名な「はじめてのおつかい」とか、ぐりとぐらシリーズとかのフィクション系から、『かがくのとも』とか実存主義系のものまで、ありとあらゆるジャンルが揃っていた。それらをまんべんなく購入していたと思う。

たまにお友達の家などに行くと、カラフルでポップな絵柄の例えば「ノンタンシリーズ」みたいな本があったのだが、それらは自分にとってはアニメーションかイラストのように映って、物語の世界に引き込まれる感覚というのは味わえなかった。

福音館書店の本は今でも大好きである。

私が特に推していた本は、タイトルは忘れてしまったのだが、引っ越しの日を描いた絵本だった。舞台はゴリゴリの日本で、ある男の子の一家が引っ越しをする1日を描いたもの。かなりうる覚えだけど、引っ越し屋さんが来てどんどん家の荷物をトラックに積み引っ越しが完了すると、家族はマイカーに乗って新居に向かうのだが、道中交通事故を目撃する。足から血を流し悲壮感漂う顔で担架に乗せられ救急車に運ばれる人の絵。少なからずショックを受ける男の子の目線になって読み手もそのページを読む。毎回ドキドキである。
その後新居に到達する。確か新居は、お父さんの田舎の実家だった気が・・・。年老いた両親と同居を始めるため・・・だったような。
もしそうだとしたら奥さん大変!と今なら心底思うだろう。

そういう生々しい話が身震いするほど好きだった。
ほかにも谷川俊太郎の「わたし」とか、五味太郎の「みんなうんち」とかも好きだ。

そういう絵本を作ってみたいと思っている。
だが私は絵が描けない。

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