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「ビジネス・ゲーム」を3ヶ月実践した話〈その1〉

「もやもやする」それが口癖だった。
それが一変した衝撃の一冊がベティ・L. ハラガン著「ビジネス・ゲーム 誰も教えてくれなかった女性の働き方」である。

私がこの本をオススメしたいのはこんな人

・もやもやする人
・女性と自認・みなされる人
・なかなか昇進しない人
・昇進なんかしたくないけど仕事にやりがいを見出せない人

この本に出会った結果を先に言っておくと、昇進はしていない。
但し「もやもや」は吹き飛んだ上に揺るぎない意志を得られた。
とにかく「もやもや」している方がいれば教えたい。その一点に尽きる。
なので既に成功しているあなたはすぐに読むのをやめて、他の有益なことに時間を割いて欲しい。

Before もやもやな私

38歳、既婚、子あり、転職して3年目、昇進なく一般社員のまま3年。叶えたいことがあって入社した。はずだったけれど、前職から一転、イマドキのスタートアップ企業になった途端、景色は一変。

・柔軟な組織(部署名覚える前に組織変更&私って何屋さん?)
・活発なコミュニケーション(24時間チャットの嵐)
・360度評価(無意識のうちの八方美人)
・能力主義(ほぼ全員、年下の上司)

仕事は嫌いじゃないし、結構感謝もされているし利益貢献しているはず。なのになぜか無味乾燥な日々。週に1回ある上司との1on1でほぼ毎回発していたのが「もやもやする」。上司はただ静かに聞き、頷いていた。

今までのキャリアに対する考え

この後の変化と対比させるため、あえて当時のままの心境で書くことにする。
大学卒業からその変化が訪れる時まで「自分は何者かになれる」と信じていた。
マーケティングの知見・経験があるしハンドメイド作家としても実績がある。
今は子育てで手一杯でSNSも何もしていないけどいつかまた色々出来るはず。
同時に、メディアに登場するような一般的にワーキングマザーと呼ばれる人と
自分との違いが大きく、その違いが何なのか分からず不思議に感じていた。
その上昇志向のバイタリティはどこから湧き上がるのかと。

変化の前夜

その瞬間は不意に訪れた。2021年5月。
以前からジェーン・スー氏のラジオが好きで家事をしながらアーカイブを聞くのだが、その相談コーナーで引用されていた「ビジネス・ゲーム」の名前。
詳しくは覚えていないが仕事で悩んでいるなら一度は読んだほうがいい、という趣旨の紹介。当時もやもやと彷徨っていた私はただポチッとしていた。


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