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夢と現実のあいだ

「自分からいろんなことに挑戦していかないと、生き抜いていけない時代だよ」


と、私の友達に言われた。夢のなかで。


そもそも、その子とは久しく会っていないし、
世間的にいうとちょっぴりヤンチャで、「ギャル」という括りに入るだろうその子になんでそんなことを言われたのかは分からないけど、

その言葉がやけに心に残ったまま今日の朝、目が覚めた。


でもなんとなくその言葉を覚えていなきゃいけない気がして、
その辺にあった紙にその言葉をメモして、起きて30分で家をでた。



帰ってきたときは案の定、夢で言われた言葉なんて忘れていたけど、
いまも私の横でほったらかしにされながらも無言で主張してきている。気がする。



なんで夢をみるんだろう、という疑問は誰もが必ず一度は抱く疑問だろうし、その答えはあんまりよくわかっていないということに、ちょっと生き物の神秘さを感じる。

「わたし」という個体のなかで完結していることなのに、
まるで他の誰かからの言葉のように、
「わたし」以外から発せられた言葉のように、
物事の核心をついてくるときだってある。


”夢とは、
「わたし」の中で完結などしていなくて、どこかの誰かと交信する手段なのだ。”

と言い切ってしまったほうが説明がつきそうな時だってある。


まさか、地球が回っているなんて思わなかったように、
もしかしたらそんなことを言い切れるときがくるかもしれない。


こないかもしれないけど。

(重要なのは、イマジネーション。)



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