ジンは二度と買わない

忘備録です。

ジンとビールを割った、ドッグズノーズというカクテルを初めて飲んで、アルコール度数の高さとは裏腹にめちゃくちゃ、飲みやすくて衝撃を受けた。

それはバーで飲んだものだった。

家でも試して見たくなり、コンビニで売ってたクラフトジンとビールを買って家に帰った。

レモンサワーや酎ハイも何本か買っていたが、それはその日に飲むというよりはストックのつもりだった

家に帰ってジンをぺろぺろなめてみる。やはり、アルコール度数が40近くあるだけあって、キツい。うん、これは単体で飲むものじゃない。そう思った。

グラスに1cmぐらいジンを注いで、ビールを注ぐ。マドラー代わりの箸でぐるぐる混ぜて恐る恐る飲んだ。コンビニに売っていた、クラフトジンというやつのせいなのか、ビールの種類のせいなのか。バーで飲んだやつとはだいぶ味わいが違ったけれど、やっぱり飲みやすかった。

ジンというお酒は、もともと飲んで楽しむお酒ではなく、薬用酒として開発されたそうだ

しかし、そのおいしさから、新しい味のお酒として人気を果たし、今も売られているとのこと。

特徴としては、ジュニパーベリーを始めとして、香草、薬草がブレンドされていることによって、爽やかな風味があることだ。

だから、その風味がビールとマッチして、想定アルコール度数は15度ぐらいあるのに、ぐびぐびいけてしまう恐ろしい飲み物がドッグズノーズというわけである。

薬用酒が起源だからか、こころなしか変な酔い方もしていない気がする、と調子に乗った私は、手当り次第、家にあった飲み物をジンで割り始めた。

今思えば、もうこの時には取り返しのつかないほど酔っていたのかもしれない。

トマトジュース、ストロングゼロ、レモン酎ハイなどなど。どれで割ってもそこそこいける。おいしい!おいしい!おいしい!おいしい!!!!!!!





そしてそこから記憶がブッツリ途切れ、翌朝の9時に目覚めた。息がアルコール臭すぎる。吐息で酔ってしまいそうなぐらい、濃縮されたアルコールを感じる。

なぜか二日酔いはしていない。そして、昨日の一人宴会の残骸を見て驚いた。

空き缶、空き缶、そして空き缶。ここまではなんとなく覚えてるけど。

びっくりしたのはクラフトジンが空になってる!!!!ってこと。300ml入りぐらいのやつが。

わたしの記憶では、せいぜい3分の1程度飲んだものだと思っていた。しかし記憶を失ってからも飲み続けていたのでしょうね。空っぽになってる瓶を見て本当に、やっちまったなと思いましたね

最初に、これは直で飲めるようなもんではないとわかっていたのに。

それにしても急性アルコール中毒で死んでいたかもしれない量を飲んでしまっていた。

本当に死ななくて良かったと思ったし、記憶を失っているあの期間、あれこそが臨死体験そのものなのだと思った。きっと死んだら天国も地獄もなくて、無なのだと。そう、悟ってしまった。だから死んでしまったらつまらないと思った。

そして!!!アルコール度数の高いお酒達は買うのを辞める事を決断した!!ジン、テキーラ、ウォッカ、ウイスキーなどなど。私は家に置いてあると際限なく飲んでしまい勝手に死の淵まで行くので、もう、置かないようにしようと思います!!!

コロナが開けたら堂々と、バーめぐりをしたいです。そこで美味しいジンを使ったカクテルをちびちび飲みたいな。


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