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藻屑にすらなれない

お手紙はメールやLINEになり

本が電子書籍に取って代わられ、

音楽や映像は配信が主流になり

どんどんと置き換わって、コンパクトで便利になっていく。

物を持たない暮らし、本当に怖いなあ

そう思うのはWikipediaを利用したときに、ふと引用元を見ると、10年以上前のネットニュースから引用されていたりする

その引用元のニュースを見ようとクリックすると既に、サイト自体がサービス終了していたり、削除されていたりするから本当に怖い

これが紙とか手元に置いておけるものなら偶然誰かが捨てずに持っているなどして、地球上のどこかには存在しているのだろうが、ネットの場合は残ってなかったらアウトだよね

無くなったサイトを再現する方法はあるらしいし、魚拓を持っている人がいたら見せてもらえばいいけど、それすらもインターネット自体が急に使えなくなった場合はもう、終わり。

こ、こえ〜


貴重なものにはプレミアがつくけど、そんなこともなく、藻屑にさえなれずに消えていく。誰にも知られずに、ひっそりと…

こわい!こわすぎる!

たまに考えてめっちゃ怖くなる!


人間も、仏さんになって燃やされたら目に見える形としては跡形も無くなっちゃうから、お墓を作って未来へ残す。

昔の生活を知る為には昔使われていた物や形跡が不可欠だし、出土品から色々と分析したりするし、古い蔵にはお宝が眠っていたりするけどそれも昔の貴重なものってことだよね〜。

でも、全部がパソコンとかスマホの中で完結している今、ネット環境が全て破壊されたら本当に空白の時代になってしまうんだよなあ

失われた○百年…という感じで未来人を困惑させてしまうこと間違いなしだよ

まあ数百年も生きないから、せめて、生きている間の100年ぐらいのことは忘れずにいたいのに

10年前にやっていたmixiは死にかけているし、NAVERまとめだって死んだし、10年前のネットニュースも消滅しつつある。

100年なんか到底もたなくて、10年ぐらいであらゆることが無かったことになりはじめていて、

私は何歳まで生きるのか知らないけど、数十年後に20代に起きたことを懐かしもうと思っても、既にリンク切れになっている真っ白なページじゃ断片的にも思い出せない

それってかなり味気なくてやばいぞ

と、思って怖い

最初は本をスマホで読むなんて、と思っていたけど、電車の中ではスマホで漫画を読んでる人をよく見かける

今書いているこのnoteだって、サービス終了したらさようなら。この記事にかけた小一時間は無いのも同然。


ああぁ、怖いよう

そのうち、肉体を捨てて電子化しよう!なんてことになったら、それこそ終わり。

どおしよう。

うぎゃー!!!

と、なっています。







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