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くっそ雨の中、山手線1周してみた!
どしゃ降りという表現が合ってるほどの雨が降ったそんな日に、山手線1周してみた感想を書きたいと思います!
もし、山手線1周してみたいなぁ、なんて思ってる猛者がいるのであれば役に立つと思います!……多分(笑)
1、山手線1周したいと思った動機
(JR東日本公式サイトから参照)
まず、山手線1周したいと思った理由なんですけど……特に理由ないです(笑)
「そうだ、京都に行こう」みたいな感じで、「そうだ、山手線1周しよう」と思い立っただけなんです(笑)
とは言え、全くないと切り捨ててしまうのもアレなので、もっともらしい理由を作りましょう!
【①歩くことが好き】
まず大前提として、自分は歩くことが好きなんです。もっと言うと、散歩が好きなんです。
自分が知らない道、知らない店、知らない風景、が見れるから好きなんですよ。
日常的に、数時間ポケモンGOしながら散歩とか、よくしていたので、その延長で挑戦してみました。
【②どうやら1日で達成出来るみたい…】
もちろん、実行する前に色々調べてみましたとも!
その結果、どうやら1周するのに12時間かかるらしい。
12時間だったら、1日で達成出来るので、なんとかなるだろうと踏んで挑みました!
……ちなみに、挑んだ後に調べた結果、山手線1周は、34.5kmらしいです。
【③実況以外に何か成し遂げたかった】
実況が好きなので、毎日ゲーム実況放送しているんですが、他に何か成し遂げたくなったんです。
果たして、本当に実況だけで良いのかと思いまして。
五体満足に生まれて、体力もまだあるのに、ゲーム実況だけってのももったいないでしょ!
……最悪、失敗しても若気の至りで良い思い出になるかなぁってね(笑)
2、持ち物とルール
【①実行にあたりルール】
どうしてもキツい場合は、電車乗って帰る!(笑)
始める前に決めたことは、これだけです。
山手線1周中に決めたこととして、地図見ても迷いやすい&本当に12時間で終わるかわからないので、大通りから外れた駅は、近くを歩くことでクリアとしました。
なので、厳密に言うと山手線1周出来てないんですよねぇ……。
【②山手線1周に持っていった物】
〈持っていったもの一覧!〉
・スマホ
・イヤホン
・財布
・充電器
・マスク
・ペーパータオル
・傘
(置き傘は持ちにくいので、普通の傘を持っていきました。)
晴れている日だったらサングラスとか持っていくと良いんじゃないでしょうか。
飲み物は、買った方が負担にならないと判断して持っていきませんでした。
また、鞄は、斜めがけやリュックを持ってなかったので持たないことにしました。
朝御飯を食べて、持ち物は全てズボンのポケットに突っ込み、レッツゴー!
3、いざ、山手線1周の冒険へ出発!(新宿~五反田)
【①家を出発する】
出発当日、空は綺麗な鉛色!
スマホで、どの天気予報調べても降水確率ほぼ100%に近い!
ぶっちゃけ、こんな天気なので、別日に変えても良かったんですが、次の日も雨予報でしたし、いつやるか?今でしょ!の精神で実行しました。
……これが予想通り、後々自分を呪うことに繋がるのです…。
【②新宿から渋谷へ】
朝早く、新宿をスタートし、原宿方面に向かって歩き出しました。
新宿から原宿・渋谷は、ほぼ一本道なので、迷うことはないでしょう。
まだ雨も降ってないし、体力も有り余ってたので、楽しみながら新宿から原宿、渋谷を歩きました。
(山手線1周に挑戦する猛者が、もし新宿から渋谷まででツラいなぁと思ったらやめておいたほうがいいと思います)
【③渋谷の不思議なダンジョン】
まだ人通りが少ないこともあって、無事渋谷のスクランブル交差点に着きました。
次の恵比寿に向かうルートとして、出来るだけ線路沿いの「黄色のルート」を歩こうと思っていたのですが、実際歩いたのは「赤色のルート」。
……地図見ても分かりづらかったんですよorz
結果、渋谷で無駄に歩くことになりましたとさ。幸先が良いね。
もし、挑戦する際は、青のルートを歩けば分かりやすいんじゃないかな。
【④恵比寿から一気に五反田へ】
恵比寿から五反田は、割と一直線なのであまり迷わないと思います。
恵比寿の次の駅、目黒では、人通りの多さに加え、めちゃめちゃ横殴りの雨が降ってきて、早速洗練を受けました(笑)
通常の雨と比べ、あまりにも激しかったので、さすがにやめておこうかな、と心が揺れました。
ただ、靴の中が浸水している感覚はあるものの、まだ体力気力共に余裕があったので、そのまま五反田へ向かいました。
目黒から五反田までの道は、坂が多かったり、道幅が狭かったりして、結構危なく感じましたね。
五反田に到着した時には、新宿を出発して約2時間経過していました。
4、気力減少の原因は、人か疲れか道のりか(五反田~東京)
【①五反田から大崎へは、左側ルートを】
五反田の次の駅、大崎へは、ほとんどまっすぐなので、あまり迷うことはないでしょう。
ただ、赤いルートを通って大崎に到着すると、次の品川に行くためには対岸にいかなくてはいけません。
これが結構悩んだ。
理由は、対岸に行くための道が、地図上に表示されていないからです。
少し戻れば対岸に行けそうな気もしますが、灰色の道か何かが重なってしまって、よく見えません。
そこで、自分が取ったルートは、「駅の中を通る」です。
駅だったら対岸も繋がってるだろ?って感じの超楽観的な考えから通ったのですが、無事対岸に着くことが出来ました。
駅を通ると、人混みも激しく、無駄な体力も消費するため、挑戦する際は左側ルートを歩くことをオススメします(笑)
【②ついに、人混みの鬼品川へ】
お分かりいただけるだろうか。
……雨が降っていることに!(笑)
大崎から品川は、大通り入るまでの道が複雑だったりするので、ちょっと注意。
品川駅付近の大通りは、雨降ってて人混みも激しかったので、結構歩き辛かったです。
時間が出勤・帰宅に近くなければ、もっと楽だったかもしれませんね。
【③ばびゅーんととんで東京駅】
品川から一気にとんで東京は、大通りを真っ直ぐ歩けば良いので、迷うことはないでしょう。
ただ、ちゃんと駅の前を通りたい場合は、途中曲がる必要があるので、注意です。
歩く距離は、かなりありましたが、風景が変わる(色々な建物がある)ので、気持ち的には楽でした。
品川から新橋辺りまでは、雨は降ったり止んだりを繰り返していましたが、後半は結構雨が強くなってきて、東京着いた時には、びっくりするくらいどしゃ降りで、この企画やめようかと真剣に考えました(笑)
東京に到着した時には、五反田出発してから約3時間経過していました。
(新宿を出発してから約5時間)
あっ、ちなみに、自分は田町辺りで2度目の朝御飯を食べています。(1回目は自宅)
最後ご飯食べてから5時間以上経ってますからね。
5、東京まで来たら残り半分なはずなんだけど……(東京~日暮里)
【①ハイパーどしゃ降りの中、秋葉原へ】
東京に着いたあたりから、土踏まずを挟んだ上下の部位が痛くなってきました。(親足の付け根らへんと踵)
東京から秋葉原に向かう時、ガードレール下を通るとわかりやすいのですが、暗くて危ないので通る際はご用心!
秋葉原着いた時の安堵感は、言葉にし難かったです。
やはり、人が多い所は安心しますね!
秋葉原では、ブックオフに寄ってみたりして、気分転換が出来たので、大幅に気力が回復しました。
さすが、オレ達の秋葉原だぜ!(笑)
【②歩き慣れた道を辿り上野へ】
お分かりいただけただろうか。
……めっちゃ雨降ってるんです!(笑)
秋葉原から上野は、歩き慣れてるはずなのに、こんな雨の中歩いているので、いつもとは疲労度が桁違いでした。
ただ、歩き辛かったものの、道はまっすぐで、周りに店なんかも多いので、気持ち的には楽でした!
当たり前なんですが、アメ横はめっちゃ人少なかったです(笑)
【③もう心が折れた、日暮里】
上野駅から日暮里に向かおうとした時、もうすでに、おとありさんの足は限界を迎えていました。
歩く度に足が痛いのです。
前に重心をかけると親指の付け根らへんが痛く、後ろに重心をかけると踵がヒリヒリする痛みがするのです。
……後ろを振り向けば上野駅が見えます。
皆さんならどうしますか?
おとありさんが取った行動は……意地を張る!
半分まで来たのなら、最後まで行ってやる!と謎の闘争心を燃やし、前に進みました。
皆さんがずっと気になっているであろう、どしゃ降りの写真。
あれ、上野駅から日暮里に行く道中なんです(笑)
誰だ、こんな日に山手線1周計画したやつ!と言う怒りは通り越し、むしろ笑ってましたね。
無事、日暮里に到着!
この時に思いましたよ。
もう頑張っただろう、諦めろおとあり、と。
だって皆して、駅から外に出ようとしないレベルなんですもの。
おとありさん含め、皆、口を開けて滝を眺めていましたよ(笑)
東京から日暮里まで約2時間かかりました。
この2時間、中々疲れたのでめちゃくちゃ長く感じましたね。
(新宿を出発してから約7時間)
6、限界だとしても、前に進むしかないんだ!(日暮里~池袋)
【①足を引きずりながら、駒込へ】
日暮里でどしゃ降りを眺めてる時に、ふと思い出したことがある。
人生には、マイルストーンが必要だ。
急に悟ってしまったわけですな(笑)
要は、一気にゴール見ているから絶望なわけであって、ちょっとずつ目の前だけを見れば少しはマシになるかなってね!
次の駅まで頑張ってみようと言い聞かせ、西日暮里、田端、を文字通り無心で歩き、やっと駒込に到着しました。
駒込までの道中、いくら無心で歩いていたとしても痛みが消えるわけではありません。
足の裏に加え、太もも辺りが痛くなってきたため、足を引きずるようにして歩くようになりました。
ただ、「次の駅まで作戦」が功を奏したのか、日暮里にいた時よりも多少は前向きになっていました。
【②ついに身体が動かなくなった巣鴨】
ついに巣鴨駅で、足と太ももの痛みが極限に達し、しゃがみこんでしまいました。
しゃがみながら人の流れを見ていると、虚しさ、絶望などが頭の中を渦巻きます。
そして、ふと思いました。
……トイレに行きたい。
当たり前なんですが、山手線1周してるとトイレに困ります。
なんせ、歩いてるだけですから。
調べると、近くに公園はないように見受けられる。
では、道を少し外れてトイレに行くか。
いや、立ち上がれる元気がない。
そんな葛藤の中、顔をあげると、とある文字が目に入ってきました。
「改札内のお手洗いご利用の際は、140円の入場券をお買い求めください」
140円……少し悩んだ結果、背に腹は変えられないと思い、お手洗いを利用することにしました。
何故、わざわざこの葛藤を書いたかと言うと、この140円の元を取るために、まさかの30分お手洗いに籠ってたからです(笑)
……元を取るため、なんて書いたけど実際は、一度座ってしまったら疲労で全然立ち上がれなくなっただけです(笑)
お手洗いを出た後、割と高めの上島珈琲を買って、気を取り直し、次の駅へ向かいました。
【③満身創痍でたどり着いた、池袋】
巣鴨を出た後は、大塚を抜けて、池袋に到着。
道中の大塚では、ブックオフに寄って気分転換した時以外、完全無心で歩いていました。
池袋の写真、近付く元気がなくて、こんなに遠い写真になっています(笑)
池袋に着いた時には、やっと使ったことある駅に着いたぞ、という安堵が半端なかったです。
そして、安堵と一緒に沸いてきたことがあります。
……頭痛です。
足に引き続き、頭が痛すぎて、とても動ける状態ではなくなってしまいました。
道の端でしゃがんでいると、帰ってしまおうかとやっぱり気持ちが揺らいできます。
今まであれば、マイルストーン作戦を使って乗り切るところなんですが、もう体力が残ってなかったんですね。
絶望の最中、働かない頭を使って考えました。
なぜ、頭が痛いのかと。
低体温、水分不足、塩分不足……。
色々考えを巡らせていると、雷に打たれたように、考えるのも恐ろしい1つの原因が降ってきました。
……自分が最後の食事取ったのは、いつだ?
皆さん、おとありさんが、最後食事取ったのは、いつか覚えていますでしょうか。
最後食事取ったのは、田町駅なんです。
時間にすると、約6時間半前。
まぁ、朝ごはん食べて昼まで何も食べないと考えれば、そこまで深刻な問題ではないんですが、如何せん歩き続けてますから。
ここまで食料を全然摂取しなかったことが原因だとわかったので、急いで店に駆け込みました。
日暮里を出て、池袋まで約3時間経っています。
食事は少し高めのものを選び、30分かけて、ゆっくり取りました。
(新宿を出発して約10時間)
7、俺は、山手線1周するんだ!(池袋~新宿)
【①最後の試練が立ちはだかる、新大久保】
食事を取った自分は、次の駅に向かって歩を進めます。
足の痛みは相変わらずなのですが、気持ちは大幅に改善していました。
池袋から高田馬場は、迷うことも特になく順調だったのですが……。
問題は、高田馬場から新大久保。
ここの道、何もないんです。
ただ、ひたすらに真っ直ぐ歩くだけ。
今までは、地図を見たり、周りの風景の変化を楽しんだり、と多少なりとも楽しみがあったんですが、ここにはない。
左には建物、右には線路だけ。
距離は、たったの1km程度なんですが、前を見ても霧しか見えない絶望感は言葉にし難いです。
ここまで来て、本当に心折れそうになりました。
それでは、どうやって突破したかと言うと、無心と足下を見ることを徹しました。
前を見ない。聞いてる曲に集中する。そして何よりも無心でいる。
新大久保付近になると、店や人が多くなり、気持ち的に歩きやすかったです。
普通は、人が多いと歩きにくいんですけどね(笑)
【②感動のフィナーレ新宿へ】
新大久保から目指すは、西新宿駅。
人が多く、歩きにくかったものの高田馬場から新大久保間に比べれば、全然楽でした。
やっぱり景色が変わるといいものですね!
ただ、ここで、アレが限界を迎えてしまいます。
……そう、足です。
足の裏が痛すぎて、歩けなくなってしまったのです。
歩く度に足の裏に激痛が走るので、一気にペースが落ちます。
電車で帰ろうとは思いませんでしたが、とにかく足が前に踏み出せません。
連続で歩くことが出来ないので、「目の前に見えてるところまで行こう」作戦で、なんとか西新宿駅までは、時間はかかったもののいくことが出来ました。
西新宿駅から新宿までは、大した距離はないので、いつもならサクッと歩いてしまうのですが、今回はそうもいきません。
新宿まで、すぐそこ!と逸る気持ちに身体がついていけず、道の途中で休みながら歩くのが精一杯でした。
西新宿駅の隣の道は、道幅が狭いので、人を避けながら歩くのにも苦労しました。
そして……ついに……
新宿駅に到着だぁぁぁ!!!!!!!!
本当に……ツラかった……
新宿まで着いた後、明日のジョーばりに真っ白に座りこんでしまったことや帰る時、階段で足がプルプルだったのは、また別のお話(笑)
池袋から新宿までは、約2時間かかりました。
そして、新宿を出発してから新宿に帰って来るまで、約12時間かかりました!
8、かかった時間と費用、感想など
山手線1周にかかった時間は、最初に調べた通り12時間でした!
今回山手線1周して皆様に言えることは、大雨の日には絶対にやらないでください!
雨の日に山手線1周すると、足に水ぶくれや出血(小指の爪で薬指の側面をひっかく)、踵がヒリヒリするなど、被害が甚大です(笑)
水ぶくれに関しては、足の横と裏の2ヵ所出来ると言う悲惨さでした。
……そりゃ、水ぶくれに負荷をかけたら痛いよね。
ちなみに、かかった費用ですが、飲み物代538円と巣鴨のキップ代140円と2回の食事代で、合計約3000円でした!
終わってから思いましたが、水分摂取量が少なすぎですね。
もし挑戦する際は、頭が働かなくなるとは思いますが、水分補給を意図的に取るようにしてください。
自分はゲーム実況者なので、よくブックオフに寄りましたが、他の方は、なにか気分転換出来るものを見つけられると良いかもしれませんね!
今回の山手線1周したことで、達成感はありました!
被害は甚大だったものの(笑)やって良かったと思っています。
……ただ、もう2度とやりたくはないですね。
ここまで読んでくれてありがとう!
もし挑戦する際は、体調と天気に気をつけて挑戦してみてくださいね!
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