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職と暮らしとからだ



□運送業者の疲れあるある


ここ数日、運送業にお勤めの方の施術が続きました。


たまたま、どの方も手足や背中、腰の痛みなど肉体的な疲労のご相談にいらっしゃいました。
しかし、お身体を拝見すると頭の疲れのほうが顕著という結果でした。

施術後に
「頭の疲れが顕著でしたが、お心当たりはありますか?」と伺うと、
「仕事は、たしかにルートを覚えたり、いかに効率よく配達に回るか、不在だったお宅に再度伺う時間の調整など、臨機応変さが求められたりして、実は頭をつかっているかも・・・。」
とお答えしていました。

なるほど。
きっと職業あるあるなのでしょう。
運送業には就いたことがない私としても、効率よくルートを回るためにあれこれ試行錯誤をするイメージがつきます。
安易に「再配達お願いすればいいや~」と、
時間指定するのではなく、
配送業者の方の頭の疲労を考慮して、スケジュールも十分に考慮してこれからは配送をお願いして頂きたいです。

運送業者の皆さんに限らず、
頭が疲労するようなお仕事に就いている方は、ぜひ、

□頭の愉氣
□頭の疲れがあらわれる調律点
(後頭骨、アキレス腱、合谷など)
の調整を覚えて欲しいですね。

また、そもそもキャパオーバーの仕事量ではないか、頭が疲労し過ぎないような仕事のやり方の工夫は出来ないか、見直すことは整体師ではなく自身でやることです。
セルフ働き方改革、すすめて下さい。

□主婦は無職で疲れ知らず?


さて。
では、なんの仕事にも就いていない主婦のかたは、疲労なんてなく暮らしているかといったら、そうではありません。


『主婦』と一口に言ったって、
蓋を開ければ十人十色の生活形態があります。

早朝からのお弁当作り、
子どもの送り迎え、
買い物、掃除、洗濯……、
ママ友とのランチや
ボランティア活動に精を出している方、
ヒマでやる事が見つからず寝ている方、
家族関係で頭を悩ます方、
などなど。


野口整体では、『主婦』として人を見るわけではなく、その人の『生活』そのものを相手にお身体を拝見します。

いらっしゃった方が口で説明せずとも、
身体は口よりも物語ります。

今まで、
(この方はかなり重度の目の偏り疲労だなぁ。)
と思い、
「お仕事はデスクワークでパソコンなどを多く使うお仕事ですか?」と聞いたら、
「仕事はしていません。ただの主婦です。」

と仰っていた方がいました。
あえて言うなら、当時の彼女の状態は間違いなく、目が疲れているで賞 No.1 優勝者です。
システムエンジニアでもない、
デスクワークで事務作業を
みっちりやっている訳でもない、
主婦の方でした。

聞けば、
気づくとネットサーフィンをして
美味しいカフェやサロンなど検索したり
youtubeをしたり電車の車内は暇つぶしで
スマホゲームをしたり。
あっという間に時間が経つそうです。


□まとめ 身体と暮らしそのものを整える



たしかに仕事は、
一日の中で割と多くの時間を占めていて、
身体への影響は大きいのではないかとは
推測することもありますが、
やはり『職種』に限らず、
『人の生活そのもの』を相手
に私たち野口整体従事者は身体を調整しています。


『その人の生活そのもの』
『生きる環境』
それを少しずつ変えていくのは、
その人自身にしか出来ない領域です。
長年積み重ねてきた暮らしの無理が
知らず知らずのうちに
積み重なった状態の身体なのだとしたら、
まずはそこから脱することです。


暮らしを整えるとは、
朝早く起きて、
三度の食事を摂り、
22時までには就寝。
そんなつまらない規則正しい生活をしろ、
ということではありません。

やりたいことを、
自分で決めて、やってください。
ということです。
それが『自発的要求を満たすこと』です。


不調を人のせいにもせず、
仕事や職種のせいにもせず、
時代のせいにもせず、
自分で自分の生活をデザインしていく気持ちで
身心のご相談にお越し下さい。


今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。皆さま、身体ファーストで愉快な時間をお過ごしください。





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