言葉の力を浴びる
ちょっと気持ちがささくれてきたな(笑)、と思うと読む一冊
大人の迷子たち (コピーライターの岩崎俊一さん著)
岩崎さんの名前は知らなくても岩崎俊一さんのコピーは知っている人が多いはず。例えばこのコピー
「美しい50歳がふえると、日本は変わると思う。」(資生堂アクテアハート)
1997年に書かれたのだから、なんと25年前。30代のわたしでさえ、勇気をもらった記憶がある。
彼が生前【コピーとは、『作る』ものではなくて、『見つける』もの】と言われている意味を想うと、いかにすでにあるものの素晴らしさを見逃しているか、と天を仰ぐ。自分にも他人にも、大地にも。
ここからは、ただただ、私の好きな岩崎俊一さんのコピーを紹介しますね。言葉の力を浴びてください。
「きたえた翼は、強い」(全日空)
「21世紀に間に合いました。」(トヨタプリウス)
「やがて、いのちに変わるもの。」(ミツカン)
「年賀状は、贈り物だと思う。」(日本郵便)
「美しい50歳がふえると、日本は変わると思う。」
「なんでも持っている人に、それでもあげたいのは健康です。」(そごう・西武百貨店)
「毎日使うものをあげると、その人の人生に貢献できると思った。」(そごう・西武百貨店/オリーブを贈る西武のお中元)
「あなたに会えたお礼です。」(サントリー/サントリーウイスキーの贈りもの)
「負けても楽しそうな人には、ずっと勝てない。」(セゾン生命保険)
「仕事は人を幸せにできる。」(トヨタ自動車/ウィンダム)
これから、豊島(てしま)で働く私へのはなむけは。
「人が少ない場所に住むと、人を想う時間が長くなる。」(フジテレビ)
「きたえた翼は、強い。」(全⽇空)
さあ、ささくれている場合ではない。
「今⽇を愛する。」(ライオン)
「あなたがいてくれて、ありがとう。」(日本財団)
岩崎俊一さんがいてくれて、ありがとう。
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