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読書日記

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イニシエーションラブ

映画になる前にと、積み本から引っ張り出した。

最後の2行、我慢して待っててよかった…。
恋愛小説としてもリアル感に溢れており、伏線とわからずに読み飛ばしていたが…
確かにもう1度、読み直してしまう。

読み直している間、小生は頬が引きっていったよ。

有頂天家族 二代目の帰還

楽しきことは良きことなり!

はふはふぽんぽんの毛玉による狂喜乱舞のぽんポコ踊り!

第一作から漸く読めました。長がった…。
だかその分、日常の奇天烈さは倍増している!
読み終わったとき、毛玉たちに対し愛おしく感じるだろう。

夢十夜 / 夏目漱石

こんな夢を見た。
頁にすれば肆枚にも満たない夢を、それは夢さながら理不尽な内容であり、摩訶不思議な展開だった。

「あ」
と驚かされ、その拍子に忘れてしまう。
そんな夢を見た。

ムーの少年 / 滝本竜彦

ムーの少年 / 滝本竜彦

『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』でデビュー。
『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』を先に読み、面白かったのでこちらも読んだ。

まず痛い、軽薄そうにしているが見世物にされた痛みがある。けどそれが竜彦さんの味なのだ。
”魔法使い” に ”美少女” の要素を詰め込んだのになんでここまで痛いんだ!? #本

俺と蛙さんの異世界放浪記 /くずもち

俺と蛙さんの異世界放浪記 /くずもち

頭からっぽにて笑えることが出来る。
世界は今日も平和だ! と頬を緩めていいたくなる内容だ

主人公の日本人魂へ、惜しみない称賛をおくりたい。

怪物はささやく

モノクロの絵、主人公の辛さが現れる文、そして呼び出された怪物。これらが合わさって物語りは”現実”となる。

終り方がいい。
悲しいし、苦しいけどきっと少年は前に行ける。
そう思えるけど、やっぱり悲しい。
辛くとも優しい終わりだった。

また大人になって読みたい。

絡新婦の理 / 京極夏彦

絡新婦の理 / 京極夏彦

読了!!
最終局面に向かいながら登場人物たちの混乱具合や騒然とした雰囲気を息を詰めゾクゾクしながら読みきった!
この本の厚さと京極夏彦さんだから演出できる複雑怪奇なストーリー、そしてこの厚さなのに一気読みできる奥の深い考え抜かれたストーリー!

なにより京極堂の憑き物落としのシーンが点と点でしか読者に語られなかった伏線を繋げてくれる。
なんとも痛快な気分になる。

嗚呼、もう美しい #京極夏彦 #

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