私の範囲
個人を生きるなら
そこに必ずしも意味はいらない
ただそこにあればいい
ただ今を感じればいい
楽しいと思う心を
大切にすればいい
苦労に苦労を重ねても
あなたが消えてしまったら
その苦労もともに消えるだけなのだから
個人を生きないなら
たとえば、
この国に命をかけるなら
その自己をこの国まで広げるのなら
その命に意味を持たせることになる
その命がつくったものが
この国を支えるものとなる
命をかけなければ
成し遂げられないことばかりだろう
ひとりの命で
この国の命を守る覚悟を持つ
その覚悟は必ずその人の命を削る
けれど、
仲間がいれば
同じように国をおもう
仲間がいたならば
その命は守られる
お互いに守りあうことができる
「私」の範囲がどこまでか
それ次第で、命の使い方は大きく変わる
そこに良し悪し、優劣などない
その魂が何を求めるのか
たた、それだけなのだ