小さな歩幅で追いかけた日から
従兄弟たちと歩く夕暮れ
久しぶりにみんな揃って
駅まで歩く
小さい頃もよく
その後ろをついて歩いたものだ
変わらない、大きな背中
ちょっとくらい
追いついたかな?
相変わらず、
目の前の景色は覆われたまま
頭の上にだけ、街明かりが
キラキラと輝いて見える
どこまで行くんだろう
いくつになっても
後ろをついて歩く時は
何も考えずに歩いてしまう
あまりに長く歩くものだから
目的地に着く頃は
いつもヘトヘトだ
時折ふりかえる横顔に
幼いころの面影が
懐かしく揺れていた
次会える時まで、
みんな元気でいたいね
画像 writer1623kitaさま