メイガブ

乙戯社「あらしのよるに」メンバー紹介②

〇竹之内勇輝さん:ガブ役
 私は脚本家という意識が強いので、物語を読解する力がある役者と一緒に演劇を創ると、胸がときめく。
 そして演出者として竹之内さんとのディスカッションする時には、その種のときめきが確かにあって、想うに彼は脚本を読解出来る役者であるのだと思う。そこがとっても好きだ。
 例えば先日の公開稽古において、ガブが狼の仲間のことをどう想っているのかが議題になり、原作のちょっとしたやりとりがすらすらと出てきて大変刺激された事があった。きっと彼の読解力は勉強家なところから来てるのだなと気がついて、本番が心強くなった。彼が演じるガブはきっとこの物語に新しいスポットを当ててくれるだろうから、ぜひ観てもらいたい。

⇒⇒⇒竹之内勇輝さん目当てにチケットを予約する方は コチラ

〇山坂侑真さん(コギト):メイ役

 山坂侑真くんはオーディションに来てくれた時にすごく不安そうに入ってくる、大学生だなぁって思ったのを覚えている。だから彼にメイという大役を任せようと決意するのに、実は数日かかった。
 しかしながら、お芝居に入るとスイッチの入る瞬間あって、そのエネルギーがどうしても私の脳裏にちらついて、彼に賭けてみることにしたのだ。(ちなみにこの話はいま、ここで初めて書く。)彼はきっと気づいていないだろうけれども、私と彼は共同で賭けをしている。おそらくこの賭けは勝てるし、リターンもすごく大きい。ひとつ不安要素があるとしたら私がこの時間の中で役者を育てられる演出者かということだけだ。

 素直で天使みたいな彼の中には、きっとものすごく衝撃的で面白いものが眠ってるし、それは絶対観る人がクセになるようなものだと確信している。それをズルっとひっぱり出して、本番観にきてくれる皆さんに見せたいなぁ。私がそれを出来たかぜひ確かめに来て下さい。

⇒⇒⇒山坂侑真さん目当てにチケットを予約する方は コチラ

まずは記事を読んで頂きありがとうございます。もしもサポートを頂く事があれば、次回公演の制作費の一部として使わせて頂きます。いちかわとも。