あらしのよるに

乙戯社「あらしのよるに」メンバー紹介①

音楽・西出真理さん

 実は私が学生の頃、はじめてオリジナルミュージカルの脚本を書くだけでなく、いざ上演しようとした時に作曲をしてくださったのが西出真理さんなのだ。私はいつもまりも先輩と呼んでいて、ずいぶんと長く先輩後輩の関係を続けさせていただいている仲である。私にとっては大先輩であり、ずっと尊敬する作曲家のひとりだ。

 先日ドラマの『下町ロケット』を楽しくみていた時に、まりも先輩を尊敬する点はその熟練職人にようなところだと、個人的に思っているかもしれないと気がついた。私はよく「どんな曲でもつくれるひとです」とまりも先輩を紹介してしてしまうので、なかには私の誇張表現と捉えている人もいるかもしれないが、本当にそうなのだということを改めてここで語彙を強くして言いたい。

 実際2019年1月9日-14日まで上演されるミュージカル座さんの「不思議なラブ・ストーリー」においては作曲と編曲、音楽監督を務めており、環境省やそごうにも幅広く曲を提供されている。

 私が今回リーディング・ミュージカル「あらしのよるに」をつくる挑戦をするうえで、まりも先輩のこの幅広い知識と、熟練の職人魂はぜったいにかかせない。なぜなら歌も、ダンスも、演技経験も三者三様なプロデュース公演において、すべてが丸く収まる音楽をつくることは至難の業だからだ。そしてまりも先輩はそれが出来る作曲家なのである。

 また。稽古が深まるにつれて、例えば今日の稽古終わりなどは、まりも先輩の包容力のある曲が必要だったからオファーをしたのかもしれないと思うようになった。まりも先輩の曲はすごく大きな包容力があるし、とっても優しい。これから出来上がる曲もいくつかあるが、最初に頂いたオープニングアクトの曲などは、CDにして売りたい。ずっと残しておきたい。それくらいに心を揺さぶるものがある。ぜひ彼女の曲を聞きに劇場に足を運んで頂きたいと心から思う。ほんとうに素敵なので。

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