好き好きロンちゃん「好き好きロンちゃん」
2021年、私が初めて買ったCDがこちら。BRAHMANのドラマー・RONZI扮する"ラーメンアイドル"のデビューアルバム。見るからに強烈なこのCDを買うことになった経緯、そして作品の感想を今回は紹介してみたいと思います。
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私とBRAHMANとの出会いは、1990年代まで遡ってしまうので割愛として、
実は私が表題曲「好き好きロンちゃん」を初めて聞いたのは、2014年7月。
「月刊 風とロック ファン感謝デー」というイベントを観に行ったとき、最後に出演者が勢ぞろいしてこの曲を何度も繰り返し歌う、という異色のアンコールがあって、否が応でも脳裏に焼き付けられてしまったのがこの曲。
あまりにも鮮烈でお下劣(※褒め言葉)な歌詞だったので、聴くことができるのはライブだけなんだろう~と思っていたら、このご時世にまさかのCDデビューだなんて最高じゃないですか。
ちなみに先に紹介した2014年のイベントには、アイドルグループ・でんぱ組.incも出演していて当時メンバーだった最上もがちゃんは、しっかり"アイドル"という目線で今でも気にしてくれているみたい。
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CDを再生すると最初に聞こえてきたのは、…あれ漫談?
街中で声をかけられたと思ったら、ことごとくお笑い芸人に間違えられてしまう悲哀を、"笑い飯じゃないよ~♪"と歌いあげる1曲目「ブラフマン…」からニヤニヤが止まらない。
そしてここから先が本編なわけですが…、私が率直に思ったのは、
"ここまで下品なら、逆にもう上品ってことでいいんじゃない?"
という自分でも不思議な感想でした。
それくらいシモを畳みかけてくるため、詳しい内容はここでは自粛。
下ネタ耐性が無い人には決してオススメしませんが、
バカバカしさにニヤニヤできるという方には、聴いてほしい1枚。
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この作品を聞くと"アイドル"の概念がよくわからなくなってくるんだけど、最近の話題に結び付けるのであれば、あれは漫才だ漫才じゃないという論争と同じなのかもしれないな、と思った。
誰が何と論じようが、ロンちゃんは僕らのアイドルだよ、うん。
と自分に言い聞かながら、ラーメンをすする夜。
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好き好きロンちゃん
「好き好きロンちゃん」
発売日:2021/1/6
レーベル:幡ヶ谷ラーメンセンター
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