見出し画像

1年のうち55,000分間を音楽鑑賞に費やした、私が選ぶ2022年ベストソング30

普段Apple Musicで音楽を聴いている私。昨年の総再生時間を見てみたところ、55,051分と表示された。55,051分 ≒ 38日間。ちなみに睡眠時間には音楽を再生しないタイプなので、実際に再生した音楽を聴いた時間ということになる。

過去の名曲なども多く聴きながら、2022年は新曲を分け隔てなく聴いてみる、ということをやってみた。印象に残った楽曲だけをプレイリストに残したうえで、繰り返し聴きこんでみた。

音楽全般が好きなもので、「好きな音楽のジャンルは?」「好きなアーテストは?」という質問が逆に一番困ってしまう私が選んだ、2022年の個人的ベストソング。どうしても絞り込めなくて「30曲」というボリュームで紹介させていただきます。


■30位
ベルベットの詩 / back number

(2022/8/26配信)

ここまで裏しかない"人生は素晴らしい"というフレーズは聞いたことがない。もがき苦しんでも自分だけは失わないようにという葛藤が、ベースの演奏にも表れている所も最高。


■29位
超最悪 / ジェニーハイ

(2022/11/30配信)

ジェニーハイの曲は妙にオシャレだったり、コミカルだったりと様々だけど、ここまでブチギレてブッ飛んでしまうような曲は初めて。さらに幅が広がったと感じられた1曲。


■28位
スターマイン / Da-iCE

(2022/8/22配信)

数字を使った歌詞の言葉遊びもありながら、やっぱりメインボーカル二人の表現力の凄さも感じられる。この曲を聴けば、どんな時でもぶち上がれてしまうような強さがある。


■27位
聖者たち / ギリシャラブ

(2022/6/29配信)

言っている言葉の種類は少ないのに、こんなに頭から離れないトリッキーさ。"聖者たち"というタイトルにしてしまうセンスにも惹かれてしまった。


■26位
MoonWalker / yama

(2022/3/18配信)

妙に残ったフレーズ、"どうせ最期の人生"。一度きりの人生みたいに言わないセンスも素晴らしく、このフレーズを際立たせたyamaの柔らかい歌い方も魅力的。


■25位
私は最強 / Ado

(2022/6/22配信)

Mrs. GREEN APPLEらしさもあり、まぶしいほど曲全体が輝いているような印象を受ける。自意識過剰なくらいに前向きさを見せたっていいんだ、と感じさせる1曲。


■24位
Birthday / Nagakumo

(2022/2/16配信)

不規則なリズム感なのに、不思議とそれが心地よく感じられる。そして、演奏も歌い方も優しさに溢れている。まだキャリアも若く、これからに期待しているバンド。


■23位
ローリンソウル・ハッピーデイズ / ポップしなないで

(2022/10/5配信)

詰め込まれた歌詞ながら、言葉選びのセンスもあって印象に残った1曲。楽曲の途中に登場する"え?"のフレーズが思って以上にこの曲の主軸となっていると感じた。


■22位
Mabataki / Vaundy

(2022/9/10配信)

同じようなフレーズを繰り返すことが続くと単調になってしまいがちなんだけど、この曲に関しては繰り返すごとに着実に前進している過程が感じられるところが凄い。


■21位
grace / 藤井風

(2022/10/10配信)

曲全体を通じて包容力に満ち溢れていて、まさに"grace"な楽曲。自分の歌声に合うような楽曲の作り方がわかっていると、新曲が出るたびにいつも思わせてくれる。


■20位
エジソン / 水曜日のカンパネラ

(2022/2/25配信)

コムアイの頃からのエッセンスと、ボーカル交替後の新しいエッセンスが見事にマッチしからこそ広く受け入れられたと思う楽曲。ヘタに狙った感がないところも好感触。


■19位
道標 feat. Hiplin, Rin音 & GeG / 福原遥

(2022/4/13配信)

福原遥は女優としても素晴らしいけど、私が好きなのは最近の"歌の表現"。歌手デビュー時よりも良い感じに"抜いて"歌っていて、特にこの曲ではその魅力が際立っていた。


■18位
Scratch (with 稲葉浩志) / TK from 凛として時雨

(2022/2/17配信)

ハイトーンのドリームマッチ。稲葉さんがこの曲のデモを聴いてコラボを快諾したというのは納得できる。この組み合わせを実現してくれたことに感謝したい。


■17位
Le Penseur / 三浦大知

(2022/1/1配信)

なんとも不思議な構成の楽曲なんだけど、三浦大知のパフォーマンスだからこそ独特な世界観を際立たせてることができているという印象を受ける作品。なんだか耳に残る。


■16位
Habit / SEKAI NO OWARI

(2022/4/28配信)

ミュージックビデオでインパクトを与えながらも、そのインパクトに負けない強さがある楽曲。カラオケで歌いこなせた時の達成感と心地よさは、2022年で1番だったと思う。


■15位
光るとき / 羊文学

(2022/1/12配信)

バンドの一つの到達点とも思えるほど完成されている楽曲。今年夏フェスで外で聴く機会があったんだけど、風の吹き渡るあのシチュエーションにマッチしすぎていた思い出。


■14位
ふたり計画 / WurtS

(2022/5/11配信)

楽曲全体を通して、とにかく"a・e"という韻を貫き通しているのを知ったのは最近のこと。やっぱりバズる音楽を研究してきた彼の音楽を、もっと研究したくなった1曲。


■13位
瞳惚れ / Vaundy

(2022/10/28配信)

なんだか懐かしい感覚を感じるようなアレンジも、Vaundy世代にとっては新感覚なのかなと思うところもある。ある意味、全世代の共通項にもなるような素晴らしい楽曲。


■12位
ミックスナッツ / Official髭男dism

(2022/4/15配信)

かなり色々なテクニックを詰め込みながらも、アニメタイアップとしても成立するようなキャッチーさも損なわれていない。絶妙なバランス感覚を保っている作品。


■11位
SOS / Midnight Grand Orchestra

(2022/4/13配信)

星街すいせい×TAKU INOUE。イントロからワクワクが止まらなくて、それがサビに向けてさらに最高潮へと展開していく。耳から全身を駆け巡る感覚が最高の楽曲。


■10位
Mountain Top / ELLEGARDEN

(2022/9/9配信)

彼らが現在進行形のバンドとして再び進み始めるのに、このうえないと思えるほどのアンセム。これからもこの曲と共に、当たり前に存在しているバンドであり続けてほしい。


■9位
カラオケ・サマーバケーション / ハンブレッダーズ

(2022/6/24配信)

青春を描いたロックナンバーはよくあるけど、この曲は"カラオケ"を主軸に青春を描くという異色の楽曲。こういう形の"青春って密"もあるよね、という新感覚を味わえた。


■8位
きっと神様は進めと言うだろう / HIPPY

(2022/2/2配信)

しっかり伝えたいところを力強く歌っていることもあって、歌詞に詰め込んだメッセージが自然に入ってくるような歌声と、ナチュラルなメロディーが美しく感じた1曲。


■7位
TEENAGE CITY RIOT feat. R-指定 / ALI

(2022/2/23配信)

とにかく1曲を通してどこもかしこもがカッコいい。イントロも、R-指定の独特なフローも、サビに至るまでの引き立て方も、もちろんサビも。完成度が高すぎる。


■6位
ギターと孤独と蒼い惑星 / 結束バンド

(2022/11/6配信)

「ぼっち・ざ・ろっく!」からは数多くの名曲が生まれたけど、弱さや自信なさを感じさせながらもちゃんと芯が通っている歌詞が、アニメの展開までも見事に引き立てた。


■5位
明大前 / 関取花

(2022/6/22配信)

日常に対する葛藤を描いた曲は数多くあるけれど、タイトルにもなった"明大前"というフレーズがよりリアリティを感じさせてくれる。身近なテーマながらも考えさせられる。


■4位
Awake / 早見沙織

(2022/7/10配信)

とても柔らかい歌いだしからは想像できないような、サビの高音に至るまでの昂ぶりの聞かせ方が秀逸。難曲にして、声優以上の歌手としての凄さを見せつけられた楽曲。


■3位
POP SONG / 米津玄師

(2022/2/7配信)

かなりハチャメチャなことを歌っていながらも、最終的に"POP"という言葉に集約させてしまう。米津玄師の力量があってこその組み立て方に感服してしまった1曲。


■2位
キャラクター / 緑黄色社会

(2022/1/21配信)

誰しもが自分を"演じている"という前提に組み立てられた歌詞も、その歌詞を最高に生かせている親しみやすいメロディーラインも素晴らしい。バンドの一体感を感じた1曲。


■1位
Subtitle / Official髭男dism

(2022/10/12配信)

この曲はメロディーラインも歌詞の世界観も難しい。だけど、その難しさを自分なりに解釈したくなってしまうような不思議な魅力に溢れている。やっぱりヒゲダンは凄い。


毎年「関ジャム」という番組で、前年のベストソングを紹介してくれるようになってから、こういう聴き方も面白いなと思って、こんなランキングを組み立てる前提で2022年は音楽を聴いていました。

知らぬ間にあのアーティストが新曲を出していた、ということもある配信リリース中心の昨今。だからこそ宝探しのような感覚は以前よりも楽しくなったかもしれない。2023年もどんな音楽が耳を潤してくれるのか、楽しみ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?