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伝えるのは、知りたいから。

みんなにもあると思う。
じぶんの気持ちを誰かに伝えたい、という思い。

でも、なぜ伝えたいか、というその先の部分。これは人によっていろいろで、この部分がじつは肝なのでは、と最近思うようになった。

わたしの場合、伝えたいのは、知りたいからだ。ん? 伝えるって相手に知ってもらうための行為よね? と、じぶんでもツッコミたくなるが、心をじっくり見つめてみると、伝わる喜びよりも、伝わったあとの反応が楽しいことに気づく。その反応は発見につながり、伝えたいことについての新しい視点がうまれるから。

外に発信すると、なんらかのリスポンスがかならずある。それは目に見える反応だけでなく、見えないエネルギーの流れだったり、ときに、じぶんの内側での発見だったりする。そのことがとても楽しくてワクワクする。

そういえば先日、友人と話していて、なぜそうしたいかが大事だよね、という話題になった。

友人の知り合いの整体師さんがお客さんをどんどん増やしていて、秘訣を聞いみたところ「このメソッドで世界中の人を健康にすることを目標にしているから」と教えてくれたという。一方で、別の整体師さんは、目の前のお客さんが健康になることを大事にしていて、お客さんの数は増えていないという。

これは、どちらがいい悪いという話しではまったくなくて、ましてや、お客さんが増えるように大きな目標をもとう、という話しでもさらさらない。伝えたいのは、整体師という同じ職業でも、目標は人それぞれで、それによって未来が変わる、ということだ。

痩せたい、健康になりたい、お金持ちになりたい。そんな欲求も、痩せてどうしたいのか、お金持ちになってどうなりたいか。そのことをじぶんの言葉で考えることは、とても大事なんだと思う。


で、文頭にもどってじぶんのこと。発信への反応が楽しいといっても、ネガティブな反応やじぶんがおもしろいと思わない反応は、はっきりいってノーサンキュ―である。わがままですまん、ヘタレですまん。でも、じぶんの時間や脳の活動量は有限なので、やきもきしたり、心をすり減らすような時間は極力したくない。

だから、これから大事にしたいのは、わたしの活動やマレーシアにちょっとでも興味があり、おもしろそうだな、と思ってくれている人に向けて発信していくこと。顔のみえないマス相手に情報をまくのではなく、知りたい人にていねいに伝えていく。それでじゅうぶん。

こんなおもしろいことがあったよ。こんなおいしいものを食べたよ。へぇそんな体験があったんだね、それもいいね、それも食べてみたいね。という発信→反応→発見→発信→反応→発見といった循環。


それがきっと、わたしが生きてるって実感できることなんだと思う。

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クアラルンプール、KLPAC近くのスポット「Tiffin At The Yard 」。もともと倉庫だったところが屋根のあるイベント会場になっていて、隣は常設のフードコート
効果的に緑が配されたおしゃれフードコート。人気店のポップアップストアや新店OPEN前のトライ営業としても使われているそう。


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