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個人的ラッキーアイテムを探そう。

こんな日々はめったにないので、じぶんの心の動きをできるだけ客観的に見るようにしている。どんなことをうれしく感じ、どんな文章を好ましく思い、どんな言葉にげんなりするのか。記録してみると、これが結構おもしろい。

わたしの今の個人的ラッキーアイテムはこんな感じだ。

●むかし聞いていたお気に入りの音楽。ユーミンやミーカ(MIKA)のアルバム。とくに、天才的な歌声をもつミーカの『ライフ・イン・カートゥン・モーション』は、どの曲もめちゃかっこいい。アップテンポなリズムあり、口ずさみたくなる旋律ありで、聞くと気持ちが上がる。

●ニッポン放送のラジオ番組『笑福亭鶴瓶の日曜日のそれ』(podcastで視聴可)。番組のロケでおこる奇跡のような偶然を「こっちがわざと作ったみたいやろ? こんなことある?」と自慢する鶴瓶さん。そして、とにかく人をよく褒める。ときに自分まで褒める。「人は皆、計り知れない可能性を秘めた“人生ドキュメンタリーの主役”」という番組説明にもあるように、笑いながら聞いていると、人間という生きものとかならずおこる奇跡を信じよう、という気持ちになる。

●日々の料理。メニューを考えて、食材を買いにいき、台所に立って、食材を切ったり煮たり。これらの料理にまつわる行動は、時間と労力がかかるもので、それぞれちゃんと集中しないとできない。おかげで余計なことを考えなくていいので、頭のもやもや感がクリアに。そしてがんばって作れば、おいしいという結果もちゃんとついてくる。その成功体験の積み重ねは、自己肯定感にもつながる。料理っていろんなメリットがあるんだなぁと今回しみじみ。

●家族の明るさ。熊本でひとり暮らしの母は、4年前の地震のときにわたし以上に落ち着いていたので今回も安心。「びっくり! 整理したら60枚入りのマスクが出てきました。仕事で必要なところにあげようかと」と伝えてくるように、しっかり日々を暮らしている。夫の母のほうも、こちらがフェイクニュースを伝えてしまっても「大丈夫よ、それよりも本マグロの刺身を買いました。今、高級魚がすごく安いらしい。これはフェイクじゃなくてほんとです」とユーモアで返してくれる。家族が明るいというのは、本当にありがたいことだ。こっちも明るくいこう。

●朝ドラ「スカーレット」最終回、炎を見つめる貴美子の目と、炎のむこうに見えていた壷に装飾された車輪。あのシーンはグッときた。息子を亡くすという試練の人生を送りながらも、じぶんのやるべきことに淡々と取りくむ貴美子の姿。そして、貴美子のあの目が、今のわたしに勇気と覚悟をもたらしてくれている。


有益な情報を入手するために、とSNSやNewsサイトを何度ものぞいてしまうけど、わたしを楽にしてくれるものは、結局そのなかにはひとつもない。本当に欲しいものは、ぜんぶここ、心のなかにあるんだな、と。

個人的ラッキーアイテム探し、おすすめですよ。わたしが、あなたが、ごきげんに毎日を暮らすことが、世界の幸せにつながるのは間違いないですから。

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マレーシアの昔ながらのスナック、Muruku Ikan ムルクイカン。ムルクとはインド系スナックのこと、イカンは魚です。日本のえびせんに近い感じですが、歯ごたえはしっかり、塩気はおさえめ。材料に豆粉をつかっているようで、独特の風味がわたしの好みです。市場の駄菓子屋さんコーナーやスーパーのスナック売場で、小袋が5個ぐらい連なっていたり、大袋に20~30個ぎゅうぎゅうに入って売られています。

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