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”世界にたったひとつの絵本のつくりかた”

はじめまして。
この記事へたどりついていただき、ありがとうございます。
あなたの目に留まれたこと、とても嬉しいです。

大人のための絵本コンシェルジュ

これが私の肩書きです。

この肩書きを目にしてどんなをイメージが出てきましたか?

「大人向けの絵本を書いている人」
「大人へ絵本の読み聞かせ活動をしている人」
「大人におすすめの絵本を教えてくれる人」

十人十色のイメージが浮かぶと思います。

ですがその答えをお伝えする前に、大人のための絵本コンシェルジュ誕生のお話を少しさせてください。

◇元看護師、妊娠3カ月の私がであったもの

今は絵本を扱い、絵本と過ごす時間が長い私ですが、
昔から仕事として絵本を扱っていたわけではありません。

元々は看護師として社会人生活を送っていました。

IMG_3230 看護師時代

ですが結婚を機に引っ越して専業主婦になり半年が過ぎた2016年1月、私は妊娠3カ月の妊婦になりました。

年が明けたら、看護師としてまた働こうと考えていた私でしたが、妊娠によりそれは難しくなりました。そんな時間を持て余そうとしていた私へ、面白い話が舞い込んできました。

それは”セミナーコンテスト”通称セミコンに参加しないかという話でした。

セミコンとはセミナー講師の初心者たちが、
1人10分のオリジナルのセミナーを作り、
地方大会、ブロック大会、を勝ち抜き全国大会出場を目指す大会です。

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このセミナーとは用意されているお題について上手に話すことではなく、自分の知識や経験を元に完全オリジナルセミナーを作り上げ、一般の方の前で発表することです。

2016年3月の地方大会には面白そうだから、の理由だけで出場を決めました。正直地方大会より先に進めるなんて思ってもおらず、地方大会後はお産と子育てへまっしぐらと軽い気持ちで参加しました。

ですが練習会に参加してみると、既にオリジナルセミナーや協会を立ち上げていたりと背負うものを持っている人ばかり。「自分にはなにもない…」と泣きながら人生の棚卸をし続ける日々でした。

しかしセミコンで出会った仲間や側でいつもサポートをしてくれた旦那さんのお陰で、写真の通りお産後もセミコンとお別れすることはなく、2017年1月の全国大会の舞台に立つことができました。

足掛け1年、何度も練り直した10分間のオリジナルセミナーは

「想いを届ける世界にたった1つのプレゼント」


という形で800人の前で発表することになりました。これが【大人のための絵本コンシェルジュ】の始まりです。

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◇なぜ絵本なのか

絵本は別に子どものための本ではありません。

子どもからいくつになっても楽しめる本という解釈を私はしています。

絵本をプレゼントされて「こんな子どもの読む本を渡して!」なんて怒る人がいるならば、それは絵本と子どもの両方を軽く見ているのではないかと思います。

数ある絵本の定義の一つに、絵で伝わるものはそのまま、必要以上の文字を入れず、シンプルな補足程度の文字を添えるというものがあります。

文章も子どもから楽しめるよう小難しい表現は少なく、素直な表現が多い。

絵本は余計なものがないからこそ、大人になって読むと十人十色の解釈ができ、大人だからこそシンプルな絵や一言に胸を突かれるのです。そして誰でも手軽に読めることも魅力です。

どんなにいい本でも300ページくらいある分厚い本だった場合、余程の興味と時間がないとなかなか読めないのではないでしょうか。

その点絵本はかかっても10分もあれば読めるものが多く、ハッと気づかされる言葉も多い。こんなシンプルで誰でも読めてお手軽なもの、なかなかないと思いませんか?

◇期間限定で本屋さんとコラボ

セミコン全国大会出場後その会場でご縁をいただいた方から、広島の大型書店さんとのコラボ企画を提案いただき4ヶ月間レジ前のコーナーを担当させていただく機会がありました。

その企画は月ごとのテーマに合った、想いを届けるのにぴったりな10冊を選書し、その選書理由をお伝えさせていただくものでした。

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レジ前ということや、人気のマンガやビジネス書の紹介とは一風変わったコーナーだったこともあり、10冊紹介した中で売り切れる本も出てきました。全く絵本コーナーに足を運ばない人にも絵本と触れていただける接点になった、と書店さんにも喜んでいただきました。

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他にも勉強会をされているグループの方からお声掛けいただき、想いを届ける絵本の活用セミナーなどもさせてもらいました。

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このように私の活動は絵本作家でもなく、絵本の読み聞かせを大人の方にしているわけでもなく、私がおすすめの絵本を紹介している、ということになります。

しかし、ただ選ぶだけではない絶対に譲れないポイントがあります。

大切な人へ自分の想いを届けたいけれど、自分で言葉にすることが難しいと悩んでいる方。大切な人へ自分の想いを届ける特別なプレゼントを探している方。その方の想いをヒアリングして、ぴったりな絵本を繋ぐことが私の役割と考えています。

◇想いは言葉にしないと伝わらない

日本はいい意味でも、わるい意味でも”察して”の文化ですよね。

別にこの察して文化がいい、わるいと答えのない議論をしたいのではありません。雰囲気で伝わる想いも素敵だけど結局最後には”言葉”という形にしないと、自分の想いはどこまでもいっても自分以外の人には伝わらない。ましてや想いが届くなんてことはありえないと私は考えています。

これはAIの時代になったとしても自分の感情、想いを言葉にして相手へ伝えるということは、絶対に真似できない人間だけができることではないでしょうか。

そんな人間だけが持っている想いや感情を言葉という形にして、大切な人へ伝えられる力をフルに使わないのはとても勿体ない。長く一緒に居る大切な人にほど、言わなくても私たちの仲ならわかるよね、で終わらせることが多くないですか?

特に「ありがとう」「愛してる」なんて言葉、恥ずかしくて言えない、なんて声をよく聞きますが、恥ずかしがってる場合じゃないんですよ。

明日、自分や自分の大切な人に急に何が起きてもおかしくない時代。そして何か起こった時、間に合わなかった時にみんな口を揃えて言うんです。

「あの時ちゃんと言葉にして伝えておけばよかった」と。

◇看護師時代に学んだこと

産婦人科、小児科の混合病棟で5年間働いた経験で、この大人のための絵本コンシェルジュに繋がることは、たくさんあります。特に活きているものは、婦人科末期の癌患者さんたちの声です。

婦人科ということで対象患者さんは女性です。自分の思いを話すのは男性より女性の方が得意と考える人は多いのではないでしょうか?

また私が働いていた病院は関西。関西の女性(おばちゃん)なら自分の思いはバンバン話せるでしょと思いませんか。

確かに関西のおばちゃんたちは気さくに、いろんな話をしてくれます。少し静かにしてと思うようなこともありました。

いざ自分の死期が近づいた時、最期に過ごす場所がどこがいいかと話し合う機会になると看護師には家で過ごしたい、家より終末期病院に行きたいなど素直な思いを話してくれます。なのに一番伝えて欲しい家族、特に旦那さんへ自分の思いが伝えられずに悩む人が本当に多かったのです。

自由になんでも話す関西のおばちゃんたちは想いを素直すぎるくらいに言葉にできる人たち、と私も思っていました。だけど、肝心なことが言えずに苦しむ姿を何人も見てきました。

今話してくれた思ってることを、そのまま話したらいいよと話しても「今まで肝心なことは言葉にせんと終わってきたし、今更言えんわ」なんて声ばかりでした。

いざという時になれば、ちゃんと言えるよ、言いますよと考えてるそこのあなた!

いざって時にできることは、普段から積み重ねてきたことだけです。ほとんどやったことがないことをぶっつけ本番ではやれません。

伝えるということは、相手ありきの話です。

相手がこんなことを言ったらどんな反応をするか。どんな言葉を使えば自分の想いを間違いなく伝えられるか。

それは日々想いを伝えて相手の反応や衝突なんかも経験してこないと、簡単にできるものではありません。

この言葉で傷つけてしまったらどうしよう。うまく伝わらなかったらどうしよう。

悩んでも答えの出ないものに頭を悩まし、最期の時にもっと使える貴重な時間を無駄にすることになるかもしれないんです。

普段から言葉にすることを大切にして欲しい。毎日は伝えられなくても、誕生日や記念日などの年に数回ある行事の時に自分の想いを相手に届ける練習をして欲しい。

最期の別れの時を、旅立つ人にも残る人にも想いを伝えられなかった後悔なんてしてほしくない。

そしていつか必ずくる大切な人との別れの時にたくさんの”後悔”が残るのではなく、たくさんの想いを伝えあった、あたたかい言葉たちが残された人の心を支えて欲しい。

そんな想いで絵本の力を借り、自分の想いを自筆しプレゼントする。”世界に一つだけの絵本”を届けあって想いを伝えられる世の中にしたい。

何人もの患者さんを見送ったことで、普段から想いを言葉にする大切さに気づくことが出来ました。

◇世代を超えて届いたもの

実は”世界に一つだけの絵本”を作りだしたのは、私ではありません。

母方の祖父が、母の誕生日プレゼントの児童書にメッセージを自筆したことが始まりでした。

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母も、私の誕生日や人生の節目には絵本とともに必ずメッセージが書いて贈ってくれました。そして今度は私が、旦那さんや我が子にはもちろん、大切な人に絵本へメッセージを書き添えて贈るようになりました。

祖父から始まった”世界に一つだけの絵本”は、大切な想いと共に世代を超えて私に届きました。

でも私は、この祖父に一度も会ったことがありません。祖父は母が小学生の時に病気で亡くなっているからです。

祖父の顔を見るのも遺影の写真のみ。どんな人だったか話を聞いてもあまりピンとこず、遺影の写真を見てもこの人がおじいちゃんと思えず、おじいちゃんというよりは名前の”あきらさん”と呼ぶことが多い私でした。

でも祖父がプレゼントした絵本の最後のページに書かれている直筆のメッセージは、たった一言の「御誕生日を祝って パパより」だけれど、祖父の娘への愛情がとても強く感じられました。

これも想っているだけでなく、言葉という形に残してくれたこと、自筆であることに大きな意味があると私は思っています。

なので私は、必ずプレゼントする絵本のラストのページに一言でいいから自分の想いを自筆で書いていますし、絵本セレクトをした方には書いてもらっています。

それがなければ”世界にたった一つの絵本”は完成しないからです。

絵本自体はそんな高価なものではありません。だけどその人を想い、考え、選んだ絵本とともに、届けたい言葉を文字で残す。

そうすることで、何年、何十年経っても、その絵本の絵や文章がプレゼントした人にその時の喜びを思い出させ、元気を与え、支えてくれる決してお金では買えない価値のあるものになるのです。

◇絵本に想いを込め、言葉を残す意味

現代は言葉を送るのにとても便利な時代です。手紙のように文字を書かなくても、スマホで10秒もあれば一言を送り伝えることができます。

でもその手軽さ故に、言葉の重みも少し軽く感じることはないでしょうか。
たとえば、

「愛してる」

この一言がメールでくるのも、メッセージカードに書かれてやってくるのも、同じ「愛してる」の意味です。

だけどより愛が伝わると感じるのはどちらでしょうか?

人間だからこそこの違いを楽しみ、感動するのではないでしょうか。

私は大人のための絵本コンシェルジュとして、絵本との出会いのお手伝いをさせていただきます。

ぜひ絵本の力をかりて、一緒に大切な人へ想いを届けませんか?

◇ちょっとだけご案内

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

もしあなたが、あなたの大切な人へ自分の想いを届けたいと思った時に「絵本って気になる!」と思ってもらえたら、これほど嬉しことはありません。

私は絵本の素敵なところはいくらでも話していられます。笑
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