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舞台感想 劇団四季 美女と野獣

舞浜アンフィシアターで上演されている劇団四季の「美女と野獣」を見てまいりました。

本当に久しぶりです。
初めて劇団四季の「美女と野獣」を見たのは25年以上前だと思います。
その楽しくてキラキラした世界が大好きでした。
その後、旅行でニューヨークに行った時、ブロードウェイでも観ました。
英語のセリフはわからないけれど、歌とダンスは最高だし、本場で観ているっていうのに感激しました。
それからも、20年以上たっています。本当に久しぶりだあ。

舞浜アンフィシアターは初めて。
舞浜って駅からもう夢の世界だから、歩いているだけで幸せな気持ちになります。
この劇場では、宝塚のDelight HolidayとかVERDADとかRain on Neptuneとかも上演されたけれど、どれもチケットが手に入らず、足を運ぶことができなかったので、初めて入ることになります。
おしゃれな劇場ですねえ。

さて、舞台感想。
私が観た日の主なキャストは、
ベル 平木 萌子
ビースト 飯田 達郎
モリース 菊池 正
ガストン 酒井 康樹
ルフウ 山本 道
ルミエール 岩崎 晋也
コッグスワース 村 俊英
ミセス・ポット 戸田 愛子
マダム・ブーシュ 秋山 知子
バベット 小川 美緒
チップ 岡田 一葉

魔法の鏡が展示されていました。

さて、感想です。
やはり、作品そのものの完成度が素晴らしいなあと感じます。
冒頭の状況説明だけでも、観客を楽しませます。
老婆が魔法使いに、王子が野獣に一瞬で変わる。
もう、それだけでワクワクですよね。
ベルや父親、ガストンなどの性格や周りからの評価が、説明くさくないセリフと歌とダンスで表現され、物語がするする進んでいきます。
お城の皆の動きや会話も、無駄な説明なしで、状況はすべてわかるので退屈しません。
ベルと野獣が最初は反発しながら、徐々に距離をつめていく流れも自然だし、物語がスピーディに進められていくのは海外ミュージカルならでは。
さすがだなあと感じます。

ガストンたちのコップのダンスや、お城の食器たちのダンスも素晴らしい。
そして、ベルの黄色のドレスがとっても綺麗!
オペラで見ると見事な刺繍が施されていてとっても豪華です。
衣装や小道具も手が込んでいて素晴らしいです。ミセスポットが運ぶチップがのっかったお盆、チップが動くのも凄いな。
こだわりを持って作られているなあと感心しました。

でも、久しぶりに見て一番思ったのは「こんなに、泣けたかしら~」です。
年のせいで、涙もろくなっているのか、野獣の表現が素晴らしすぎるのか。野獣の不器用さ、悲しみにぐっときて、思わず泣いてしまいました。
原語で歌われる海外ミュージカルってかっこいい!と思うけれど、日本語訳された歌に感情がこめられると、涙腺が緩みます。
意味が解る事と、感情を感じることが同時にくると心を揺さぶられます。

二時間半くらいの公演時間でしたが、すごく濃密な作品で、大満足の観劇となりました。
いやあ、楽しかった。
四季もいいなあ~

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