見出し画像

舞台感想 スターダンサーズ・バレエ団公演 バレエ・ドラゴンクエスト

昔はバレエを観るのが好きで、熊川哲也さんが踊っておられる頃はKバレエの公演を観に行っていました。
でも、最近は、もっぱら宝塚とミュージカルの公演に足を運ぶことが多くて、すっかりバレエを観なくなっていました。
愛知芸術劇場のメール案内で、ドラゴンクエストのバレエが上演されるとあったので、これは面白そう!と思ってチケットを取りました。

この作品が1995年から不定期に50回も上演されていた作品だということも知りませんでした。
1995年頃なら、バレエも観に行っていた気がするのだけれど、気づかなかったのですね。

さて、久しぶりのバレエ鑑賞。
オーケストラは、大阪フィルハーモニー交響楽団、指揮田中良和さんです。
愛知芸術劇場ってよい劇場ですよね。アクセスも良いし、好きな劇場です。

ドラゴンクエストということで、子供さんもたくさん見に来られていました。
良いことですよね~
子供の内から生の舞台に触れるというのはとっても良いことだと思うので、子供さんを気軽に連れてこられるこういう作品はもっと上演されるといいなあと思います。

事前の知識なしに見てみました。
ドラゴンクエストがゲームであるってことくらいは知っています。何人かのパーティでモンスターを倒しながら旅するゲームですよね。

キャスト表に
白の勇者 黒の勇者 王女 魔王 賢者 戦士 武器商人 伝説の勇者 聖母とあったので、大体想像できるだろうと思いながら観ることにしました。
プログラムも買っていないので、事前の知識はこれだけです。

装置や衣装がとっても素敵です。
特に目と鼻と耳のようなモンスターが面白いです。
魔王の目ってことでしょうか?

王女様が賢者から笛を貰って物語が始まります。
そして、王宮。
バレエ作品らしい華やかなシーンです。
一転不穏な空気が流れ、伝説の勇者が魔王討伐に出かけるが、そのあと王女がさらわれ、白の勇者が助けに行くという流れ。
バレエですからセリフはありませんが、そういう流れは見ているだけでわかります。
白の勇者が酒場で仲間と出会って一緒に戦うっていうのは、まさにドラゴンクエストのゲームですね。
王女救出に行く白の戦士、王女をさらった魔王の手下黒の戦士
二人の間には、驚くべき秘密があった……
白の戦士は無事王女を助けられるのか……

時折睡魔に襲われるのですけれど、別に退屈で眠くなるわけじゃないんです。
素敵だし、見たいのだけど、美しい音楽に誘われて、ふっと船を漕いでしまう……
森の中のような暗めのシーンだと、ふらっと夢の中に……
でも、夢と現の狭間を行きつ戻りつしながら見るバレエも、悪くないですよ。

杉山桃子さん演じる女戦士がめちゃくちゃかっこいいんです!
ヅカオタって鞭を振り回す美女に弱い。
酒場で出会う女戦士は、めちゃくちゃかっこよく鞭を振り回すし、強いし、美しい。
もっと観ていたい~って思いました。

佐野朋太郎さん演じる黒の勇者もかっこいいですね。魔王の兵士たちを従えた群舞がすっごくかっこよかったです。
西澤優希さんの白の勇者と塩谷綾菜さんの王女はバランスの良い並びでとても綺麗でした。

群舞も皆さんとても上手です。
ジュテの高さとかピルエットの早さとか、とにかく主役級の方々だけではなくて、皆さんのレベルがとても高いなと思いました。

久しぶりに観たバレエだけれど、日本のバレエのレベルは高いと感じました。国際コンクールで毎年受賞者が出るのも納得ですね。

タカラジェンヌもバレエを習っていて宝塚を受験したって方が多いので、こういう公演を子供たちが観て、バレエを習いたいと思ってくれるといいなって感じました。

タカラジェンヌといえば、ひろ香祐さんが観に来られていたような……
ちょっと自信ないけれど、前方の席で色々な方にご挨拶しておられる、オーラのある方は、ひろ香祐さんに見えました。
ちょうど、ミーマイのお稽古前のお休みかも?って勝手に思っていたのですけれど、見間違いだったら恥ずかしい……

過去の色々な舞台感想はこちら
宝塚歌劇以外の舞台、映画感想まとめ|おとぼけ男爵 (note.com)

過去の宝塚の舞台感想はこちら
宝塚歌劇 舞台感想まとめ|おとぼけ男爵 (note.com)

この記事が参加している募集

舞台感想

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?